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【業界トピックス】ソフトバンク、ダクト干渉波の低減装置を開発、実証実験も成功

ソフトバンク、ダクト干渉波の低減装置を開発、実証実験も成功

 ソフトバンクは、例年3月初旬頃から11月頃の夕方から深夜、早朝にかけて、中国や韓国などの大陸から九州・日本海沿岸に到来するダクト干渉波を効率良く低減する「ダクト干渉キャンセラー装置」の開発に成功し、一般財団法人移動無線センター(MRC)と共同で930MHz帯の業務用移動通信サービス(MCA)の中継局で実証実験を実施し、低減効果が得られることを確認したと発表した。
 
 ダクト干渉は、気象条件により東シナ海や日本海上空の空気の屈折率が反転した時に、反転層内を電波が閉じ込められるように伝搬することから、通常では届かない大陸からの電波が九州や日本海沿岸まで届く伝搬現象であり、同一周波数帯を使用している無線システムに干渉妨害を与えることがある。

 今回開発された「ダクト干渉キャンセラー装置」は、MCA中継局受信アンテナの直下に設置するアンテナ(副受信アンテナ)と制御装置で構成され、副受信アンテナで受信したダクト干渉波を中継局受信アンテナに到来する干渉波と同一振幅、逆位相になるように制御装置で制御して、中継局受信アンテナの信号に加算することでダクト干渉波を低減する。
 北九州市八幡東区権現山(標高618m)の山頂付近にあるMCA北九州中継局で実証実験を行い、中国や韓国方面から到来してきたダクト干渉波を15dB以上低減できることを確認したとのこと。
 
 今後は、MRCと協力し、ダクト干渉を受けているMCA中継局に対して装置の導入を検討するとしている。

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