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【業界トピックス】ドコモは新技術「4×4MIMO」「256QAM」を導入、来年3月に下り最大512Mbpsを展開

ドコモは新技術「4×4MIMO」「256QAM」を導入、来年3月に下り最大512Mbpsを展開

 NTTドコモは、2つの新技術「256QAM」と「4×4MIMO」を導入し、LTE-Advancedをさらに高度化した受信時最大500Mbps以上の通信サービスを2017年3月に提供することを発表した。利用可能なエリアは、サービス開始当初から東京23区や名古屋市、大阪市などの70都市約1,100局で一斉に展開する。
 ドコモは13日、ネットワークに関する記者説明会を開催し、ネットワーク部長の三木睦丸氏が登壇した。iPhone 7の発売を前に、ネットワークの新技術発表をこの時期に行ったことについて記者から尋ねられた三木氏は、「iPhone 7を快適に利用できる状況にあるため、(ドコモのネットワークを)多くの人に知ってもらいたい」と語った。

 ドコモは、LTE-Advancedのエリア展開を効率的におこなうため、1つのマクロセルの中に複数のスモールセルを追加して、かつ複数の基地局を一元的に制御できる「高度化C-RAN」技術を導入している。さらに、将来の高速化を見据えて、あらかじめ高速化に対応するアンテナ装置等を設置することで、基地局のソフトウェア更新により一斉に高速化を図ることができる。

 今回新たに提供する受信時最大500Mbps以上の通信サービスは、「256QAM」への変調多値化と「4×4MIMO」へのMIMO拡張の2つの技術により実現する。
 「256QAM」への変調多値化は、一度に運ぶ情報量を増やす技術であり、これまで64QAM(6ビット)の情報量を運んでいたものを256QAM(8ビット)へと増やすことで、約1.33倍の高速化を実現。これまで最速だった受信時最大375Mbpsを受信時最大500Mbpsへ高速化することが可能となる。
 「4×4MIMO」へのMIMO拡張は、基地局と端末のアンテナ数を2つから4つに増やし、データを多重で伝送することで、これまで3.5GHz帯を利用して実現していた受信時最大370Mbpsの通信サービスを受信時最大512Mbpsへ高速化する。

 5分の4K動画の場合、受信時最大500Mbps以上の通信サービスでは、LTEの受信時最大150Mbpsサービスに比べ、約3分の1の30秒でダウンロードできるという。
 現在、ドコモは、受信時最大375Mbpsの通信サービスを東名阪の30都市で提供するなど、全国798都市で、約18,900局の受信時最大300Mbps超エリアを展開し、LTE-Advancedの高度化に取り組んでいる。

 9月16日(金)には、受信時最大375Mbpsサービスに、話題のスマートフォン「iPhone7」が加わる。iPhone 7/7 Plusは、国内最速の下り最大375Mbpsに対応しており、約360都市では下り最大337.5Mbpsの通信速度が体験できる。これまでの2GHz帯、1.7GHz帯、800MHz帯に加え、1.5GHz帯に対応したことで、より安定した通信が利用できるようになる。
 
 このネットワーク説明会と同じ日に、ドコモから大容量プラン「ウルトラパック」の提供開始が発表された。同サービスの提供によるネットワークへの影響について問われた三木氏は、「トラフィックが相応に増えると想定しているが、ドコモでは複数の周波数帯を持っており、それらをうまく組み合わせて、PREMIUM 4Gで効果的、効率的にお客様にデータを運ぶことができる。トラフィック対策については、しっかり対応できると考えている」と回答した。

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