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【業界トピックス】IIJ、フルMVNOとして法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」提供開始 

IIJ、フルMVNOとして法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」提供開始

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、フルMVNOとして新しいモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプI」の提供を開始した。
 
 フルMVNOとは、国際的な移動体通信の識別子であるMNC・IMSIを保有する独立した移動体通信事業者として、基地局などの無線アクセス設備を他の移動体通信事業者(MNO)から提供を受けて運営する仮想移動体通信事業者(MVNO)のことを指す。
 IIJは、NTTドコモの3G/LTE網を利用する国内初のフルMVNOとして、通信におけるコアネットワーク設備の一部である加入者管理機能(HLR/HSS)を自社で保有・運用することにより、独自のSIMカードの発行・管理が可能となり、より柔軟なサービス設計が行えるようになる。
 
 IIJモバイルサービス/タイプIでは、SIMの状態を開通(アクティブ)と中断(サスペンド)に設定できる「SIMライフサイクル管理」を提供。利用者や管理者は任意でアクティブに設定でき、アクティブ後にサスペンドに戻すことができる。
 SIMの月額通信費用については、アクティブにする前は無料、サスペンド時は費用を低減でき、利用者は様々なIoT製品の製造工程から出荷後に亘り、SIMの状態を自由に制御することができる。また、在庫期間中に不要・不正な利用ができないよう回線を停止しておくこともできる。
 
 また、利用者自身が、SIMライフサイクル管理や情報取得、追加SIMのオーダーなどを自由に行える管理機能を、Web管理画面やAPI連携により提供。事業者は、エンドユーザーに商品を提供するタイミングでSIMをアクティブにすることで、出荷までのSIMの月額通信費用が不要になる上、SIMの在庫・運用管理も効率的に行える。
 
 料金プランは、回線ごとにデータ通信量が設定されている「定額プラン」や、データ通信量を複数の契約回線で分け合って利用できる「パケットシェアプラン」を用意。そのほか、上り通信(利用端末からインターネット方向への通信)のデータ通信量を制限しない「上り優先オプション」や、プラン毎にIPアドレスのタイプ(ネットワークタイプ)を指定できるなど、多彩なプランが用意される。
 定額プランの場合、通信量の費用は10GBが月額3200円(税別、以下同)、15GBが月額3900円、20GBが月額4400円、30GBが月額6600円、50GBが月額1万500円となっている。

 IIJは、同サービスを皮切りに、国際ローミングオプションや、デバイス等への組み込みに特化したSIM(チップSIM)など、フルMVNOの特性を生かした機能を順次提供していくとしている。