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2011年度 モバイル端末普及動向調査

■ 30%のコンシューマが、「携帯(スマホ)+1台」のモバイル端末利用を希望 ■ 40%のコンシューマが、スマートフォンへの乗り換えを希望 ■ 「携帯(スマホ)+1台」として利用したいモバイル端末は、モバイルノートPC ■ モバイル端末市場は2015年度に2,900万台規模に (2010年度比2.9倍)

 株式会社 ICT総研 (東京都千代田区、代表者・齋藤 和)は6月21日、モバイル端末(スマートデバイスおよび関連端末)普及動向に関する調査結果をまとめた。
この調査は、2011年6月上旬に実施した全国のインターネットユーザー1,000人へのwebアンケート調査に加え、モバイル端末関連企業への取材結果をまとめて分析したものである。
 なお、本調査におけるモバイル端末の定義は、「持ち運びが容易で、外出先でインターネットに接続して利用できるコンピュータ」とする。具体的には、モバイルノートPC、ネットブック、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、電子書籍専用端末を指す。ただし、従来型の携帯電話や据え置き型のノートPC、ゲーム機は含まないものとする。

■ 30%のコンシューマが、「携帯電話(スマートフォン)+1台」のモバイル端末利用を希望

 コンシューマ1,000人へのwebアンケートの結果、携帯電話(スマートフォン)以外にモバイル端末を現在所持しているユーザーはわずか8.2%と少数である。だが、「今後1年以内に携帯電話(スマートフォン)以外にモバイル端末を持ちたい」と希望する回答者は38.6%に達する。この中で、最も多い回答は、「携帯電話(スマートフォン)+モバイル端末1台」となっており、30%のコンシューマが、「携帯電話(スマートフォン)+1台」のモバイル端末利用を希望している。ここから、モバイル端末を持ちたいと希望しているユーザーは多いものの、現時点ではまだ普及は途上であることが読み取れる。

■ 40%のコンシューマが、スマートフォンへの乗り換えを希望

 では、今後1年以内に持ち歩きたいモバイル端末とは何なのか。「携帯電話(スマートフォン)1台のみで十分である」とした回答者の回答結果を見ると、「その1台はスマートフォンである」とする回答が39.6%。約4割の回答者が、スマートフォンへの乗り換えを希望しており、モバイルノートPCやタブレット型コンピュータなどのモバイル端末を別途利用することは希望していないものの、スマートフォンを持ち歩き、パソコン代わりに利用することを意図していることが推察できる。

■ 「携帯電話(スマートフォン)+1台」として利用したいモバイル端末は、モバイルノートPC

 「携帯電話(スマートフォン)+1台」として利用したいモバイル端末は、モバイルノートPCが26.6%、ネットブックが20.6%、タブレット型コンピュータが20.3%であり、モバイルノートPCがトップという結果となった。モバイルノートPCの方がネットブックやタブレット型コンピュータと比べると価格も高いが、スペックも高いためにできることも多い点が強みとなっていると考えられる。2008年度から2009年度にかけてのネットブックの出荷台数の爆発的増加、2010年度から続くタブレット型コンピュータの隆盛という潮流があるにもかかわらず、モバイルノートPCへの支持の底堅さを示した格好だ。

■ モバイル端末市場は2015年度に2,900万台規模に (2010年度比2.9倍)

 ICT総研が調査した結果、出荷台数ベースでのモバイル端末市場規模は、2009年度が395万台であったのに対し、2010年度は1,085万台。そしてこれが2015年度には2,928万台にまで達すると見ている。2015年度の2,928万台は、2010年度比2.9倍の大幅増加となる。
 この伸びを牽引するのがスマートフォンの伸びである。スマートフォンの出荷台数は2010年度850万台であったものが、2015年度には2,020万台まで伸びると見る。また、タブレット型コンピュータの伸びも著しい。2010年度は75万台と、モバイルノートPCと同程度の出荷台数であったが、その後順調に台数を伸ばしていき、2015年度には550万台と2010年度比7倍の伸びを見せるものと予測する。
 今までは、外出先でモバイルノートPCを頻繁に利用する人々を「モバイラー」と呼び、一般コンシューマとは縁遠い存在であったという側面も否めない。だが、ネットブック、タブレットPC、電子書籍専用端末など用途に合わせて機器の選択肢が広がり、また、WiMAXやLTEなどモバイルブロードバンドのインフラ環境も整備されるにつれ、一般コンシューマが気軽に「モバイラー」になれる環境が整ってきている。モバイル端末の今後のさらなる普及のためには、スマートフォンやタブレット型コンピュータの法人利用など、新たなニーズを浸透させていく必要があろう。

【本調査における定義】
*モバイルノートPC ・・・ 13.3インチ以下のモバイル利用を前提としたノートPC。購入価格10万円以上とする。
*ネットブック ・・・ 13.3インチ以下のモバイル利用を前提としたノートPC。購入価格10万円未満とする。
*タブレット型コンピュータ ・・・ タッチパネル操作が可能なスレート型コンピュータ。
*スマートフォン ・・・Android、iOS 、Windows Mobile、BlackBerry OS、Symbian OSを搭載し、オープンなインターネット網に接続可能な多機能型移動電話。また、携帯電話キャリアが「スマートフォン」としている製品もスマートフォンに含める。
*電子書籍専用端末 ・・・ インターネットに接続可能で、電子書籍閲覧を主目的として設計された端末。



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