「格安SIM」契約数が1,000万件突破、総務省がデータ公表
総務省は、2017年度第2四半期(9月末)の電気通信サービスの契約数およびシェアについて取りまとめ、データを公表した。
携帯電話の契約数は1億6,534万(前期比+0.8%、前年同期比+3.4%)、移動系通信(携帯電話・PHS・BWA)の契約数は1億6,929万(前期比+0.6%、前年同期比+2.7%)となった。
そのうち、LTEの契約数は1億1,065万(前期比+3.6%、前年同期比+17.1%)、PHSの契約数は298万(前期比-5.7%、前年同期比-19.8%)、BWAの契約数は5,295万(前期比+5.2%、前年同期比+26.9%)となっている。
移動系通信の契約数における事業者別シェア(グループ別)は、NTTドコモが39.5%、NTTドコモ系MVNOが5.0%、KDDIグループが27.0%、KDDI系MVNOが2.8%、ソフトバンクグループが23.5%、ソフトバンク系MVNOが2.2%となっている。
MVNOサービスの契約数は1,687万(前期比+3.1%、前年同期比+18.3%)となった。契約数が3万以上のMVNOサービスの区分別契約数はSIMカード型が 1,012 万(前期比+4.9%、前年同期比+33.6%)、通信モジュールが 452 万(前期比+3.5%、前年同期比+15.1%)となり、いわゆる「格安SIM」の契約数が初めて1000万件を突破した。
SIMカード型の契約数における事業者別シェアは、インターネットイニシアティ ブ(IIJ)が14.1%でトップ、次いでNTTコミュニケーションズが12.3%、楽天が11.6%、ケイ・オプティコムが8.7% 、ソニーネットワークコミュニケーションズが5.0%と続いている。なお、今回の集計は、楽天がプラスワン・マーケティングのMVNOサービス「FREETEL」を買収する前に実施されているため、買収前の契約数となっている。