ソニー、5Gミリ波帯対応デバイス『Xperia PRO』を2月10日発売
ソニーは、Xperiaとして初めて5Gのミリ波帯に対応した、映像制作などプロフェッショナル向けデバイス『Xperia PRO(エクスペリア プロ)』を発売する。28GHz帯などの高周波数帯を利用する5Gミリ波を活用することで、高速・大容量通信が可能となる。
■主な特長
1. 5Gミリ波帯における安定した高速データ通信を実現
上下左右4方向にアンテナを配置し、低誘電率素材を使用することで、直進性が強く、安定した通信を保持するのが難しい5Gミリ波帯において360度全方向からミリ波の受信感度を向上する。
5Gミリ波通信を受信している方向や通信のデータ送受信速度を可視化できる「Network Visualizer」を搭載し、より安定した通信環境が維持できるようサポートする。
2. HDMI入力による外部モニター機能
世界で初めてHDMI入力に対応し、デジタル一眼カメラなどの外部モニターとしての利用が可能となった。最大4K(3840 x 2160) HDR 60p 10bitに対応し、BT.2020の広色域や、10bitカラー相当の高い階調表現が可能な約6.5インチの4K有機ELディスプレイにより、プロが求める忠実な色再現を実現する。
解像度やフレームレートの自動検知、ピンチイン・アウトとズームイン・アウトの操作、明るさ調整、グリッド線の表示なども可能な「外部モニター機能」を搭載。撮影現場ですぐに細部のフォーカスや忠実な色確認が可能。
3. ストリーミング配信に加え、USBテザリングの高速データ転送も可能
デジタル一眼カメラαなどの外部カメラ映像をHDMI入力で即時ストリーミング配信することが可能。
USBテザリング機能に対応したカメラと接続することで、カメラで撮影した静止画・動画ファイルを、高速かつ安定した5Gミリ波通信を使用し、FTPサーバーに転送することも可能に。
4. ソニーのカメラやディスプレイ等の技術を結集
ソニーのデジタル一眼カメラαで培った技術により、AF/AE追従最高20コマ/秒の高速連写を実現。さらにZEISS(ツァイス)レンズを採用したトリプルレンズカメラと3D iToFセンサーなど、本格的なカメラ性能を搭載している。
映像制作の基準器として使われているソニーのマスターモニターを手掛ける部門が監修した色設定「クリエイターモード」を搭載。UHD(Ultra HD)の放送規格 ITU-R BT.2020の色域や、10bit信号に対応した独自開発の画像処理、約6.5インチの4K HDR対応有機ELディスプレイを搭載し、映像制作者の意図した表現を再現する。また、出荷時にディスプレイの輝度むら、色ずれを補正することで優れた白の均一性、画質の安定性を実現した。
ソニーの技術を結集した機能により、本デバイス単体でも撮影から納品/配信まで可能。
5. プロフェッショナルに向けた、利便性の高い操作性と耐久性
撮影時にすぐ利用したいアプリケーションを呼び出せる「ショートカットキー」を側面に搭載。また防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)性能や、ディスプレイには高強度なCorning Gorilla Glass 6を採用している。
独自の熱を拡散する構造設計で、通信環境を最適に保つ。
Qualcomm社製の最新プラットフォーム Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform搭載により、CPUとGPUの高速パフォーマンスを実現。また、12GB RAM / 512GB ROMの内蔵メモリーにより、動作速度や処理能力も向上した。
4000mAhの大容量バッテリーを搭載。さらに、最短30分で約50%の急速充電が可能なほか、Xperia独自の充電最適化技術と「いたわり充電」により、充電時のバッテリーへの負荷を軽減しバッテリーの長寿命化を実現。また、電池消費を抑えて電池持ちをよくする「STAMINAモード」など、充実した基本性能を備えている。
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