ソフトバンク、「ホワイトクラウド ASPIRE」とGCPを連携
ソフトバンクは、品質保証制度(SLA)99.999%を保証する企業向けのIaaS型クラウドサービス「ホワイトクラウド ASPIRE」とGoogleのクラウドサービス「Google Cloud Platform (GCP)」を連携し、GCPの多機能クラウドストレージ「Google Cloud Storage」をASPIREのオプションサービスとして提供すると発表した。
ビックデータの活用など企業が保有するデジタルデータの増加に伴い、アーカイブデータの適切な保管方法として、アクセス頻度でデータを分類しそれぞれの段階に応じたストレージが使い分けられるシステムへの利用ニーズが高まっている。ソフトバンクは今回のサービス連携により、アクティブデータとそれ以外のアーカイブデータに最適なストレージソリューションを提供する。
ASPIREを利用することで、参照、更新が高頻度で行われる最新データはASPIREの高速なストレージシステムを利用し、アーカイブ化した過去のデータは「Google Cloud Storage 」を利用するなどストレージシステムの適切な使い分けが可能となる。
ソフトバンクは、今回のサービス連携と合わせて、GCPの提供も開始する。Google 認定の「Google Cloud Platform パートナー」として、運用・技術支援などGCPの包括的なサービスのほか、従来のクレジットカード払いに代わる請求書払いも合わせてソフトバンクからワンストップで提供する。両サービスとも受け付け開始は2017年8月下旬を予定している。
また、ソフトバンクはGoogle のサービスプロバイダー認定「Google Cloud Interconnect 」を取得し、閉域網からGCPに直接ネットワークが接続できるダイレクトアクセスを提供していく。これにより、ユーザーの社内とGCP間のデータ送受信が専用のネットワーク接続を経由して容易にでき、GCPのリソースを社内インフラの拡張として利用するなど、スムーズなデータ連携が簡単に実現するとしている。