【業界トピックス】ドコモ、先読みして提案する「AIエージェントサービス」2018年春に提供、20社超のパートナーと連携目指す

ドコモ、先読みして提案する「AIエージェントサービス」2018年春に提供、20社超のパートナーと連携目指す

 NTTドコモは、AIエージェントが求めている情報を理解し、適切なタイミングでドコモやパートナー企業より最適な提案をする「AIエージェントサービス」を2018年春に提供する。
 
 ドコモはこれまで、声で様々な情報を検索し、電話やメール、カメラ等の操作を行う「しゃべってコンシェル」を展開してきたが、「AIエージェントサービス」では、これらの機能にNTTグループのAI技術corevoの一部である先読みエンジンと多目的対話エンジン、およびIoTアクセス制御エンジンからなる「AIエージェントAPI」などを活用。より付加価値の高いサービスへ進化させ、スマートフォン・タブレット向けに提供する。
 
 また、例えば雨で通勤・通学に時間がかかりそうな際に天気や運行情報等を理解した上で、早めにアラームを鳴らしたり、足りない食材をネットショッピングで購入し自宅へ届けたり、旅行の予約だけでなく旅先の天気や周辺情報を提供するなど、より専門性の高いサービスの提供ができるよう、「ドコモAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブ」の取り組みを通じ、20を超えるパートナー企業との連携を目指すとしている。
 
 ドコモは2018年春に先がけ、サービスの一部を体験できる取り組みとして、「dヒッツ」や「ラジコ」の一部機能が声で操作できるよう、「しゃべってコンシェル」の機能を10月下旬に拡充する。また、「dグルメ」や「dリビング」と連携し、これらサービスの一部機能を対話で利用できるアプリ「おしゃべり」を11月下旬から提供する。
 なお、離れた場所からでもこれらの利用を可能とする「ドコモ シンプルマイク01」を2018年1月以降に販売する。
 

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