ドコモ、各国の周波数帯に対応可能な「フィルム型広帯域マルチバンドアンテナ」開発
NTTドコモは、800~900MHz、1700~2600MHzの周波数帯のうち、ユーザーの要望に応じて特定の周波数帯に対応可能となる、M2M/IoT機器向けフィルム型マルチバンドアンテナにさらなる改良を加え、それら全ての周波数帯に対応可能な「フィルム型広帯域マルチバンドアンテナ」を開発した。
本アンテナは、GSM、3G(WCDMA、CDMA2000など)、LTEの主要周波数帯と、Wi-Fiに対応しているため、従来、各国の周波数によって替える必要があったアンテナを一つに集約できる。
厚さ約0.1mmと薄型のフィルム形状で、透明色のため、M2M/IoT機器を搭載した自動車や建設機械のフロントガラス、自動販売機のアクリル板等に設置しても利用者の視認性を損なわず、工場、ボイラー、製造機器の管理など、ユーザーの業務内容に合わせて利用することができる。
アンテナの設置場所に応じて、周辺の金属等から受ける影響を考慮し、受信電力が最大化されるよう調整も可能。通常では電波の届きにくい、建物内やルーラルエリアにおいても、安定した通信が可能になるとのこと。
ドコモは今後、法人向けに本アンテナを活用したソリューションを提供していくとしている。
主なスペックは以下の通り。
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