ドコモとNEXCO東日本、東京湾アクアラインのAI渋滞予知をリニューアル、30分ごとの通過所要時間提供へ
NTTドコモと東日本高速道路(以下、NEXCO東日本)は、東京湾アクアラインで実証実験中の「AI渋滞予知」をリニューアルし、時間帯別のアクアライン通過に要する時間と交通需要の提供を開始した。
東京湾アクアラインでは、携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成されるリアルタイム人口統計とNEXCO東日本が保有する過去の渋滞実績および規制情報等をかけ合わせ、ドコモが人工知能(AI)技術を用いて開発した「AI渋滞予知」により帰宅時間帯の渋滞を予測する実証実験を2017年12月から行っている。
実験を通じて、渋滞の開始時刻やピーク時の渋滞距離などの情報をNEXCO東日本のWEBサイト「ドラぷら」で配信している。
今回のリニューアルでは、人口統計により把握した当日の人出から数時間先までの高速道路の所要時間および交通需要を予測する。このリニューアルにより、30分ごとの通過所要時間などを伝えることが可能となる。同技術は世界初とのこと。
両社は実証実験の検証の後、本格導入と他路線への展開に向けた検討を進めていくとしている。