モバイルオーダーサービス利用上位は「マクドナルド」「モス」「KFC」―MMD研究所
MMD研究所は、18歳~69歳のスマートフォンを利用する男女5,630人を対象に2020年4月7日~4月13日の期間で「2020年4月 モバイルオーダーに関する利用動向調査」を実施した。調査結果は以下の通り。
■ モバイルオーダーサービス、「利用経験」は15.6%、仕組みやサービスを「全く知らない」のは約半数
18歳から69歳のスマートフォンを利用している男女5,630人を対象に、モバイルオーダーの認知・利用状況を聞いたところ、最も多かったのは「全く知らない」で49.6%となった。次いで、「サービス内容は知っているが、利用したことはない」で19.3%、「現在も利用している」で13.3%となった。
これをファネル分析で見てみると、「認知」は50.4%、「内容理解」は39.1%、「利用経験」は15.6%だった。
■ 利用上位は「マクドナルドモバイルオーダー」「モスのネット注文」「KFCネットオーダー」
次に、モバイルオーダーのサービス名認知以上の対象者(n=2,385)に、知っているサービス名について聞いたところ(複数回答可)、サービス名の認知は「マクドナルドモバイルオーダー」が55.1%、「モスのネット注文」が34.5%、「KFCネットオーダー」が28.1%という結果になった。
モバイルオーダーサービスの利用を検討していると回答した人(n=236)に、検討しているサービスについて聞いたところ(複数回答可)、「マクドナルドモバイルオーダー」が43.6%、「KFCネットオーダー」が25.8%、「モスのネット注文」が19.9%という結果になった。
モバイルオーダーサービスを過去利用していた、現在利用していると回答した人(n=879)に、利用したことがあるサービスについて聞いたところ(複数回答可)、「マクドナルドモバイルオーダー」が36.1%、「モスのネット注文」が29.5%、「KFCネットオーダー」が25.1%という結果になった。「その他」が12.3%いるが、「ほっともっと」、「ドミノピザ」、「スシロー」が多く上がった。
■ モバイルオーダーを知ったきっかけはアプリやウェブメディア、SNSなどのインターネット経由
利用する理由は「待ち時間を減らしたい」「列に並びたくない」
続いて、モバイルオーダーを現在利用していると回答した509人を抽出して、利用に関する調査を実施した。
まず、モバイルオーダーを知ったきっかけを聞いたところ(複数回答可)、「アプリ内の案内」が36.9%、次いで「ウェブメディア」が36.7%、「SNSなどのクチコミ」が27.3%となり、インターネット上のきっかけが上位を占めた。
次に、モバイルオーダーを利用する理由を聞いたところ(複数回答可)、「待ち時間を減らしたい」が58.2%、「列に並びたくない」が43.0%、「キャンペーンを利用したい」が36.0%となった。
■ モバイルオーダーで利用する決済方法、「クレジットカード」が73.7%、次点で「QRコード系決済サービス」
次に、モバイルオーダーを利用する際に使っている決済方法を聞いたところ(複数回答可)、「クレジットカード」が73.7%、「QRコード系決済サービス」が40.5%、「受け取り時に現金」が21.2%となり、クレジットカードの利用が唯一、半数を超える結果となった。
■ モバイルオーダーサービスは85.1%が「満足」、不満は2.0%に留まる
次に、各事業者のサービスではなくモバイルオーダーという仕組みに対する満足度を聞いたところ、「やや満足」、「満足」をあわせて85.1%が満足していると回答した。「やや不満」、「不満」はあわせて2.0%となり、不満は1割に満たなかった。
■調査概要
「2020年4月 モバイルオーダーに関する利用動向調査」
・ 調査期間: 2020年4月7日~4月13日
・ 有効回答:予備調査5,630人、本調査509人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:予備調査18歳から69歳のスマートフォンを利用する男女
本調査18歳から69歳のモバイルオーダーを利用する男女
・ 設問数 :予備調査4問、本調査6問
https://denpanews.jp/