ヤフー新社長に43歳の川邊氏、若返りで「データの会社」目指す
ヤフーは24日、川邊健太郎副社長(43)を6月の株主総会を経て社長に昇格させる人事を発表した。宮坂学社長(50)は代表権のない会長に就く。
今回の人事について、ヤフーは、「変化の激しいインターネット業界を勝ち抜くためには、新たな挑戦とそれに伴う経営幹部の若返りこそが重要な要素であり、新執行体制への移行と代表取締役の異動(内定)を決定した」と説明。市場環境が急速に変化するネット業界に対し、新たな挑戦とそれに伴う経営幹部の若返りで打開を目指す。
同社は、新たな挑戦として、2018年度からは「スマートフォンの会社」に加えて「データの会社」になることを挙げている。また、代表取締役社長CEOと最高執行責任者(COO)を統合し、川邊健太郎氏がCEOに就任することで、ワントップで迅速な意思決定と執行を行う。
なお、宮坂氏は、新会社「Zコーポレーション株式会社」を設立し、代表取締役に就任。ヤフーの事業と切り離した新領域への挑戦を加速させていくとしている。