【業界トピックス】三井住友カードとSB C&S、探し物トラッカーを搭載した「三井住友カード Tile」発表

三井住友カードとSB C&S、探し物トラッカーを搭載した「三井住友カード Tile」発表

 三井住友カードとSB C&Sは業務提携を行い、探し物トラッカー「Tile(タイル)」機能を搭載したVisaカード「三井住友カード Tile」を共同開発、12月16日より予約を開始した。
 新型コロナウイルス感染症が流行している状況下、コンビニ、スーパーなど日常利用業種をはじめとしてクレジットカード利用は大きく伸長している。決済件数は全体でコロナ前2019年対比+30%増加となり、クレジットカードが日常生活へますます浸透してきたことを裏付けている。
 その一方、カードの紛失や盗難は、長年多くのユーザーにとって大きな懸念材料になっていた。そのようなユーザーの不安を払拭するため、クレジットカードの安心・安全に対する取り組みを業界内でも率先して進めてきた三井住友カードと、世界で累計4000万個の販売実績を持つ探し物トラッカー「Tile」の日本総代理店であるSB C&Sが手を組み、「Tile」機能を搭載した世界初のVisaカード「三井住友カード Tile」が誕生した。
 「三井住友カード Tile」は、従来のクレジットカードと同じサイズで、ICチップの搭載やタッチ決済に対応している。探し物トラッカー「Tile」の機能により、カードを紛失した場合でも、スマートフォンとカードの接続が切れた場所をアプリで確認することができる。また、「三井住友カード Tile」を財布に入れておくことで、財布を落とした時でもTile機能を使って財布ごと見つけることが可能になる。
 「三井住友カード Tile」は、物理スイッチとスピーカーを搭載している。スマートフォンのボタンを押せばカードが鳴り、カードのスイッチを押せばスマートフォンを鳴らすことができる。たとえば部屋やバッグの中でカードやスマートフォンが見つからない場合でも、このスイッチを押せば音で見つけやすくなりる。また、Tileはスマートスピーカーにも対応しているので、スマートスピーカーに呼びかけてカードの音を鳴らすといった使い方も可能。
 「三井住友カード Tile」は、Tile機能ご利用のためのバッテリーも内蔵している。カードの薄さ(0.76ミリ)に収めることのできる超薄型バッテリーは、1000回以上の屈曲テストをクリア。新開発のEMVチップは充電端子も兼ねており、付属の専用充電器でフルに充電した場合、最長半年間の利用が可能。なお、万が一充電が切れた状況でも、クレジットカード機能の利用には影響ないとのことだ。
 「三井住友カード Tile」は、12月16日より、まずは初回1500枚の先行予約を開始し、1月中旬以降に順次発行する。1500件を超える予約がある場合は抽選となる。

https://denpanews.jp/

この記事をSNSシェア

REPORT
関連レポート