三菱地所、「LPWA」を活用した通信網構築実験を実施、災害時に独立した無線通信網を確立
NTTドコモとハタプロが共同で運営する39Meisterチームと三菱地所は、災害時にも独立した無線通信網を構築することを目的として、LPWAによる長距離無線通信の実証実験を9月1日に「第91回 三菱地所総合防災訓練」内で実施する。
実証実験では、大規模災害の発生時において、一部の通信インフラが使用不可能となった場合を想定し、三菱地所の大手町・丸の内・有楽町エリアにて被災時に災害対策本部となる大手町ビルにLPWA通信網を確立させ、大手町ビル及び周辺エリアに配置されたGPSによる位置測位が可能な端末を持った三菱地所の社員の位置を把握することで、ビル街でのLPWA技術の有用性を検証する。
実験に際し、独自の通信網を即時に構築することを目指すため、39Meisterが開発するハンディタイプのLoRaWANシステムを導入し、バッテリ駆動、かつ公衆通信網に接続せずに行う。