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【業界トピックス】最も利用するキャッシュレスは「クレジットカード」が52.0%、次いで「カード型電子マネー」が19.2%―MMD研究所

最も利用するキャッシュレスは「クレジットカード」が52.0%、次いで「カード型電子マネー」が19.2%―MMD研究所

 MMD研究所は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社と共同で、2019年12月13日~12月22日に「【第1弾】 2020年キャッシュレス・消費者還元事業における利用者実態調査」を実施した。対象者は日本在住の20歳~69歳の男女50,000人。

 内閣官房が2017年6月9日に「未来投資戦略 2017」を、経済産業省が2018年4月11日に「キャッシュレス・ビジョン」を公表した。「キャッシュレス・ビジョン」では、日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催される2025年までにキャッシュレス決済比率を40%とする目標を設定した上で、将来的には世界最高水準の80%を目指すとした「支払い方改革宣言」が提示された。

 キャッシュレス推進は、消費者の利便性向上といった利点だけでなく、少子高齢化による人手不足への対応、IT・データ利用による中小・小規模事業者の生産性向上や地域活性化といった社会課題の解決が求められている背景も大きく影響している。キャッシュレス社会の実現に向けた時代の大転換期において、消費者の習慣や事業者の商慣行に深く根付く形でキャッシュレスを進めていく必要がある。

 このような背景もあり、MMD研究所とVisaは、「2020年キャッシュレス・消費者還元事業における利用者実態調査」を実施し、キャッシュレス決済の利用実態、キャッシュレス・消費者還元事業の影響、キャッシュレス社会に消費者が求めるものなどを明らかにした。

 同調査は第1弾としてキャッシュレス・消費者還元事業の認知及び理解、キャッシュレス決済の利用種別や利用場所などの実態を発表。また、後日、第2弾としてキャッシュレス決済の利用サービスシェアや利用者の便益など普及に向けた要因や課題を発表予定。

■キャッシュレス・消費者還元事業の認知は約9割、内容の理解は約6割
 20歳~69歳の男女50,000人に「キャッシュレス・消費者還元事業」の認知と理解を聞いたところ「知っているが、内容をあまり理解していない(22.6%)」「知っているが、内容を全く理解していない(7.2%)」「知っており、内容をよく理解している(21.3%)」「知っており、内容をやや理解している(38.9%)」となり、「キャッシュレス・消費者還元事業」を知っているという認知は89.9%、内容を理解している割合は60.2%となった。

■認知キッカケはテレビのニュース番組が最多。CMも含めると約5割がテレビ
  「キャッシュレス・消費者還元事業」を認知している20歳~69歳の男女44,962人に認知したキッカケを聞いたところ、「ニュースや情報のTV番組(34.6%)」「TVCM(14.8%)」とテレビで知った割合が半数を占める結果となった。次いで店舗のポスターやのぼりで見る機会もあった「店頭や街なか(11.6%)」が続いた。また、「新聞(9.5%)」「インターネットニュース(5.2%)」と報道による情報で認知するキッカケにもなっている。

■「キャッシュレス決済の支払いが増えた」が約4割
 「キャッシュレス・消費者還元事業」は10月1日よりキャッシュレス決済を行うと最大5%ポイント還元される制度である。ポイント還元が始まった前後でキャッシュレス決済の支払いに変化があったかを聞いた。
20歳~69歳の男女50,000人に消費者還元事業が始まる前と後で、支払い方法に変化があったかを聞いたところ、「キャッシュレス決済で支払うことが増えた(39.3%)」と4割近い人がキャッシュレス決済の支払い回数が増えたと答えた。

■クレジットカードが9割近い利用率を維持、スマホ決済(QR・非接触)が増加
 キャッシュレス決済を利用している20歳~69歳の男女41,504人に消費者還元事業が始まる前と後で利用したことのある支払い方法について複数回答形式で聞いたところ、始まる前は「現金(98.3%)」、「クレジットカード(87.2%)」と支払いの主流は現金とクレジットカードであった。

 消費者還元事業が始まった後の支払い方法として、依然「クレジットカード」が高い利用率(87.2%)だが、「QRコード決済(45.9%)」は10ポイント、「スマホ非接触決済(30.7%)」は2.7ポイント増えている。

■最も利用するキャッシュレスは「クレジットカード」が52.0%、次いで「カード型電子マネー」が19.2%、「QRコード決済」が18.2%
 キャッシュレス決済を「1ヵ月に1回以上」利用している20歳~69歳の男女39,313人に1ヵ月の中で最もよく利用しているキャッシュレス決済を聞いたところ、「クレジットカード(52.0%)」が過半数を超えた。次いで「カード型電子マネー(19.2%)」、「QRコード決済(18.2%)」と続いた。

 近年キャッシュレス決済の選択肢が増え、特に「QRコード決済」は大型キャンペーンによる利用促進等で一定の利用者を獲得している。一方、クレジットカードは幅広い世代、性別に選択されている。

■キャッシュレスの利用場所TOP3は「コンビニ」、「スーパーマーケット」、「ドラッグストア」
 キャッシュレス決済を利用している20歳~69歳の男女41,504人に消費者還元事業後でキャッシュレス決済の利用が多くなった場所を複数回答形式で聞いたところ、「コンビニエンスストア(41.5%)」が最も高く、次いで「スーパーマーケット(33.1%)」、「ドラッグストア(26.5%)」となった。

 消費税増税に伴うキャッシュレス・ポイント還元事業の追い風も受けて日用品を買う大手チェーンストアでの利用が促進され、日常的にキャッシュレス決済を利用する人が増えている傾向にある。

■キャッシュレス決済のイメージは「クレジットカード」、普及の体感は48.9%、期待は54.9%
 20歳~69歳の男女50,000人にキャッシュレス決済と聞いて1番に思い浮かぶ決済方法を聞いたところ、「クレジットカード(50.2%)」が最も多く、次いで「QRコード決済(27.9%)」、「カード型電子マネー(11.6%)」と続いた。キャッシュレス決済と聞いての想起するイメージとして「クレジットカード」が過半数を占めた。

 また、国が普及推進するキャッシュレス化について体感として「キャッシュレス化が進んでいると思うか」、「キャッシュレス化が進んでほしいか」の期待について、それぞれ聞いた。

 普及の体感については「とても進んでいると思う(7.8%)」、「やや進んでいると思う(41.1%)」と肯定的な回答が48.9%となった。キャッシュレス化の期待に関しては「とてもそう思う(16.5%)」、「ややそう思う(38.4%)」と肯定的な回答が54.9%となった。

 これらのことから、今後、イノベータ理論の普及段階であるキャズムを超え、マジョリティ層を含めた本格的なキャッシュレスの普及に繋がる可能性があると考えられる。

■ 調査概要
・ 調査期間:2019年12月13日~12月22日
・ 有効回答:50,000人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:20歳から69歳の男女
・ 設問数 :10問

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