東海道新幹線、無料の公衆無線LANサービスを今夏から順次整備し提供すると発表
JR東海は、東海道新幹線の車内や駅で、無料の公衆無線LANサービスを始めると発表した。今年夏から順次、現行の「N700Aタイプ」の車両で整備を始め、2019年度末までには131編成2096両全てに導入。新たなサービスは、従来のLCX(漏洩同軸ケーブル)を使用したものではなく、携帯電話の電波を使用したものを予定している。相互に乗り入れるJR西日本の山陽新幹線も導入に前向きだといい、両線で無線LANが使えるようになる。
JR東海は通信事業者と契約した人向けのサービスを2009年から提供してきたが、新サービスは事前契約なしで誰でも使える。東海道新幹線の全17駅の待合室周辺や、外国人利用が多い高山本線を走る特急「ひだ」にも無料Wi-Fiサービスを導入。キハ85系ディーゼルカー全80両を対象に、2018年夏から順次サービスを開始し、2018年度末までに整備を完了させる予定。
無料の公衆無線LANは、JR東日本が昨年11月、東北、上越、北陸、秋田の各新幹線の8割弱にあたる車両で、19年度中に整備する方針を発表している。
