法人の利用者向け「KDDI EMM powered by VMware AirWatch 」の提供開始
KDDIは、12月7日より、法人の利用者向けに、モバイルデバイスをあらゆる利用シーンに応じてセキュアに活用するためのEMM ソリューション「KDDI EMM powered by VMware AirWatch」の提供を開始する。
「KDDI EMM powered by VMware AirWatch」は、EMMプラットフォームのグローバルリーダーであるVMware, Incの統合ワークスペースプラットフォーム「VMware Workspace ONE」を構成する「VMware AirWatch」を活用し、モバイルデバイスやモバイルアプリケーション、モバイルコンテンツなどを総合的に管理できるサービスを提供する。
働き方の多様化により、外出先や自宅など会社以外からの業務を認める企業が増えるなか、スマートフォンやタブレット、Windows10搭載パソコンなど、利用環境に応じたさまざまなデバイス管理が必要になってきている。「KDDI EMM powered by VMware AirWatch」ではマルチOS・マルチデバイスに対応し、あらゆるモバイルデバイスを一元管理することで、業務効率化を実現し、企業の働き方改革をサポートするとしている。
また、モバイルデバイス管理機能に加え、モバイルデバイスをセキュアに活用するための機能として、各種クラウドサービスとの連携や、専用サーバを導入いただくことで社内システムとの連携が可能となり、アプリケーション単位でのVPN接続、社内コンテンツへのアクセス・編集などが行える。専用サーバの導入にあたっては、KDDI クラウドプラットフォームサービスを活用し、サーバ構築、運用保守までをKDDIがワンストップで提供し利用者のモバイルデバイス環境の整備をトータルでサポート。
1. 概要
さまざまなモバイルデバイスから社内システムやクラウドへセキュアにアクセスできるため、社外でも自席パソコンと同等のセキュリティ環境で業務を可能とするサービス。
2. 提供内容
[1] 「KDDI EMM powered by VMware AirWatch」提供内容
◇モバイルデバイス管理
管理者は1つの管理コンソールからユーザ単位で業務に利用するデバイスを管理することができる。スマートフォン、タブレット、パソコンなどのデバイス情報が収集できるほか、企業のセキュリティポリシーに準じたパスワードポリシーの適用やカメラ・USB接続などのデバイス機能の利用制限が可能。また、紛失・盗難時のリモート操作によるデバイスロックや初期化に加え、ユーザポータルから利用者が自身のデバイスロック・初期化なども操作可能。
◇モバイルアプリケーション管理
業務に利用するアプリケーションをデバイスに配信したり、アプリケーションのインストール状況の管理が行える。アプリケーションのデータを別アプリケーションへコピー・貼り付けすることを制限できるほか、アプリケーション単位で社内へVPN接続することができるため、アプリケーション単位に高度な情報漏えい対策を実現できる。
◇モバイルEメール管理
業務に利用するデバイスへメールアカウント設定を配信できる。さらに、モバイルメールアプリケーション「VMware Boxer」の利用により、別メールアプリケーションへのメール本文や添付ファイルのコピーが制限できるため、メールによる情報漏えい対策を強化できる。
◇モバイルコンテンツ管理
コンテンツ管理アプリケーション「VMware Content Locker」の利用により、マニュアルやパンフレットなどの最新ドキュメントをデバイスへダウンロードしたり、共有フォルダに保存したファイルを直接デバイスから編集することができるため、デバイスごとのドキュメント管理に活用できる。
◇サーバ構築支援
外出先や自宅から、利用者社内のファイルサーバやメールサーバへアクセスするために必要となる専用サーバの構築においては、「KDDI クラウドプラットフォームサービス」や「cloudpack with KDDI」を活用したサーバ構築支援などを別途提供する。