非接触決済サービスの利用頻度が最も高いのは「nanacoモバイル」―MMD研究所
MMD研究所は、「2020年1月 スマートフォン決済利用動向調査」において利用率が高かった非接触決済サービスの上位6サービスの利用者18歳~69歳の男女600人※を対象に2019年12月26日~2020年1月5日の期間で「2020年1月 スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」を実施した。
※楽天Edy (n=100)、モバイルSuica(n=100)、iD(n=100)、QUICPay(n=100)、nanacoモバイル(n=100)、モバイルWAON(n=100)(「2020年1月 スマートフォン決済利用動向調査」の利用者数順に表示)
■ 非接触決済サービスを知ったきっかけの上位は「公式サイト」「店舗の案内やポスター」「WEBメディア」
非接触決済サービスの利用率上位6サービスを利用している18歳~69歳の男女600人を対象に、現在メインで利用している非接触決済サービスを知ったきっかけを聞いたところ、「公式サイト」が16.7%と最も多く、次いで「店舗の案内やポスター」が12.5%、「WEBメディアの記事」が9.5%という結果になった。
これをサービス別に上位5位までの項目を抜き出してみると、楽天Edy、モバイルSuica、iDのトップは「公式サイト」、QUICPayは「WEBメディアの記事」、nanacoモバイル、モバイルWAONは「店舗の案内やポスター」という結果になった。
■ 非接触決済サービスを使い始めた理由の上位は「会計がスピーディーに終わるから」「ポイントがたくさん貯まるから」「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」
メインで利用している非接触決済サービスを使い始めた理由を聞いたところ(複数回答可)、「会計がスピーディーに終わるから」が30.8%と最も多く、次いで「ポイントがたくさん貯まるから」が28.5%、「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」が25.5%となった。
これをサービス別に上位5項目を抜き出してみると、楽天Edy、モバイルWAONのトップは「ポイントがたくさん貯まるから」、モバイルSuicaは「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」、iD、QUICPay、nanacoモバイルは「会計がスピーディーに終わるから」という結果になった。
■ 非接触決済サービスの利用頻度が最も高いのは「nanacoモバイル」、利用者の約半数が1週間に1回以上利用
各サービス利用者にそのサービスの利用頻度を聞いたところ「1週間に1回以上利用する」という回答は各サービス別で「nanacoモバイル」が61.0%、「モバイルSuica」が58.0%、「iD」「QUICPay」が57.0%、「楽天Edy」が52.0%、「モバイルWAON」が44.0%となった。
■ 非接触決済利用上位6サービスの総合満足度は53.2%、総合満足度1位は「モバイルSuica」
メインで利用している非接触決済サービスの満足度をそれぞれ聞いたところ、「満足」「やや満足」をあわせた総合満足度が最も高かったのは「モバイルSuica」で67.0%、次いで「iD」が57.0%、「QUICPay」が56.0%となった。
■ 非接触決済利用上位6サービスのNPSは-33.7、NPS1位は「モバイルSuica」
メインで利用している非接触決済サービスを家族や友人にオススメしたいかどうか10点満点の点数を付けてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を出したところ、9点から10点をつけた推奨者は14.3%、7点から8点をつけた中立者は37.7%、0点から6点をつけた批判者は48.0%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-33.7となった。サービス別のNPSは、「モバイルSuica」が-25.0で最も高い結果となった。
【調査概要】
「2020年2月 スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」
・ 調査期間:2019年12月26日~2020年1月5日
・ 有効回答:600人
楽天Edy (n=100)、モバイルSuica(n=100)、iD(n=100)、QUICPay(n=100)、nanacoモバイル(n=100)、モバイルWAON(n=100)
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:18歳から69歳のスマートフォンの非接触決済を利用している男女
・ 設問数 :10問
http://www.csnews.jp/