純利益は178%増も、国内通信事業では純増数減――ソフトバンクグループ2015年度第1四半期決算
8月6日、ソフトバンクグループは2015年度第1四半期の決算を発表した。
決算説明会の詳しい内容については以下の記事を参照してもらいたい。
・Sprintは2年後には大幅改善へ 「自信が蘇った」 ――ソフトバンク決算発表
2015年度第1四半期は売上高が前年同期比10%増の2兆1390億円、営業利益は同8%増の3435億円となった。国内通信事業の好調や、スプリントの売上が為替により増幅されたのが主な要因となっている。純利益も同175%増となっているが、こちらはアリババの持ち分法投資利益434億円が大きく貢献しているようだ。
国内通信事業の利益は同5%増の2144億円、また今期ではARPUが持ち直して改善がみられている。ただし純増数は前年同期が8万件であったのに対し、2万件と数字を落としてしまっている。また解約率も前期の1.57%から今期は1.24%へと改善しているものの、他社と比較すると高い水準となっているので、あらゆる観点から改善を図っていくとしている。
またSoftbank 光は7月末時点で契約数は54万回線を獲得。今後はモバイルの新規獲得や家族サービス等で成長ドライバに位置づけていくという。
グループのインターネット企業においては、ヤフージャパンは広告売上、ショッピン事業で数字を伸ばし好調。またアリババも取扱高が米Walmartに迫る47兆円へと成長をみせている。
http://www.denpanews.jp/