NTT東日本、ひかり電話ルーター・ホームゲートウェイ機器の不具合を発表
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、同社が提供しているひかり電話ルーター/ホームゲートウェイ※1に不具合があり、対象機器に接続している電話機の設定が「ダイヤルパルス 20pps※2」の場合、電話の発信時に、顧客がダイヤルした電話番号とは異なる電話番号に着信する場合があることが判明したと発表した。
現在、本事象に対応したソフトウェアを作成中であり、2015年11月10日(火)を目処※3に提供する予定。なお、それまでの暫定対処として、顧客の電話機の設定変更をすることにより、本事象は解消されるとのこと。同社は、「お客さまには大変なご迷惑とご不便をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。」と陳謝している。
※1NTT東日本が提供する「ひかり電話」を利用するために必要な機器(レンタル提供のみ)。
※2電話機から電話交換機へ送出する信号の名称で、20パルス/秒の信号方式。信号については、その他に「プッシュトーン」、「ダイヤルパルス 10pps」がある。
※3詳細な提供日時はNTT東日本のホームページにてお知らせするとのこと。
■ 対象機器・台数
ひかり電話ルーター/ホームゲートウェイ RS-500KI 約6,700台
■ 発生条件
(1)「ひかり電話」を契約されている場合
(2)ご利用の対象機器に接続している電話機の設定が「ダイヤルパルス 20pps」の場合
■ 発生事象
ひかり電話の発信時に、利用者がダイヤルした電話番号とは異なる電話番号に着信する場合がある。
■ 利用者による申告件数
16件
■ 発生原因
ひかり電話ルーター/ホームゲートウェイのソフトウェア(ファームウェア)不具合
■本事象に関する利用者への対応について
同社では、以下のように説明している。
本事象発生の可能性のある全てのお客さまに対し、11月5日(木)以降順次、ダイレクトメールで個別にご連絡を差し上げ、本事象のお詫びとご説明をさせていただくとともに、お客さまの電話機の設定変更をしていただくことにより本事象を暫定的に解消できることについて、ご説明させていただきます。また、本事象の対処として、弊社がひかり電話ルーター/ホームゲートウェイの対策済みソフトウェアの自動バージョンアップを、2015年11月10日(火)を目処に実施することで解消予定です。
ひかり電話は、FTTH(光ファイバーインターネット)で圧倒的なシェアを持つ「フレッツ光」の利用者向けのIP電話サービスである。一般固定電話の代わりに利用しているユーザーも多く、公共インフラ的な側面も強い。NTT東日本には、利用者の不便・不満につながることのないよう、迅速な対応を期待したい。
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