Apple、 第2世代「iPhone SE」を24日から発売、4.7インチで税別44,800円~
アップルは第二世代の「iPhone SE」を発表した。予約発売は4月17日21時から。搭載するストレージは64GB・128GB・256GBの3モデルで、価格は4万4800円、4万9800円 、6万800円 (すべて税別)となっている。
今回発売となる新型iPhone SEは、見た目やサイズなど、チップセット以外のハードウェアは2017年発売のiPhone 8とほぼ同じでiPhone 8用のケースをそのまま流用できるほど。ディスプレイは4.7インチに大型化し、その分ボディも旧型iPhone SEより大きくなった。コンセプトは、初代SEとまったく同じで、最新世代の性能・体験を、従来型のボディーに入れ変えて価格を抑えたかたち。
2016年モデルのiPhone SEは、2013年発売の「iPhones 5s」のデザインを踏襲しつつ、iPhone 6に近い、新しい技術でリニューアルした製品だった。「5s」が4インチディスプレイを備えたモデルであり、大型化していくスマートフォンの中では小ぶりなサイズだったことから、低価格版モデルであると同時に「小型のiPhone」として根強い人気を集めた。
「iPhone 11」よりも小さく、「現行のiPhoneとしては最小」ではあるが、iPhone 4から5sまでのコンパクトさを引き継いだ「初代SE」のサイズ感を求めている人には、やや期待外れかもしれない。ポイントは、「低価格でありながら性能は今のiPhone」になっていること。プロセッサー(SoC)はiPhone 11と同じ「A13 Bionic」。背面カメラは1つだが、12メガピクセル(画角は35mm換算で28mm、F1.8)と、性能が低いわけではない。
iPhone 8をベースにした製品なので、顔認証機能である「Face ID」は搭載しない。ホームボタン内蔵の指紋センサーを使う「Touch ID」。技術的には先端ではないが、最近の新型コロナの影響でマスクをつけている時間が長く、顔認証が利用しづらい今は、むしろこちらを求める人も多いかもしれない。
■主な仕様
大きさは138.4×67.3×7.3mm、重さは148g。ボディカラーはブラック、ホワイト、(PRODUCT)REDと呼ばれる、HIV/AIDS支援キャンペーンカラーである赤の3種類。背面は航空宇宙産業で利用されるものと同じグレードのアルミニウムで、ディスプレイ周辺は黒で統一したガラス。背面は、7層のカラープロセスで仕上げられている。
防水防塵(IP67)性能を備え、水深1mで最大30分まで耐えらえる。
ワイヤレス充電のQiに対応し、30分で最大50%まで充電できる。Wi-Fi 6もサポートする。eSIM対応のデュアルSIMで利用できる。
外部接続端子としてLightningコネクターを採用。
ストレージ容量として、64GB、128GB、256GBのモデルがラインアップされる。24日に日本を含む40以上の国と地域で出荷される。iPhone SEを購入すると、月額600円のApple TV+を1年無料で利用できる。
対応する周波数は4Gのもので、5Gは非対応。アップルのWebサイトではNTTドコモ、au、ソフトバンクの名前が添えられており、3キャリアで扱われるとみられる。
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