Huawei、5G対応のSIMフリースマホを初めて日本市場向けに発売「Mate 30 Pro 5G」
中国・華為技術(ファーウェイ)は次世代通信規格「5G」に対応したSIMフリーのスマートフォンを初めて日本市場向けに発売する。名称は「Mate 30 Pro 5G」、価格は税込み14万1680円。左右ベゼルレスのディスプレイに、Leicaと共同開発の高画質クアッドコアカメラ、より高速化した5G対応のハイエンドSoC搭載といった進化に加えて、タッチレスジェスチャーコントロールといった新機能も搭載する。
3月28日から限定100名で先行販売を開始し、東京・銀座にあるファーウェイ・カスタマーサービスセンターで購入が可能となる。4月4日からは、大阪・梅田の同拠点で販売が始まる。ヨドバシカメラやビックカメラでの一般販売は、4月からを予定。楽天市場とPayPayモールにある同社の店舗でも一般販売を行う。
ファーウェイはこれまでドコモやKDDIに4Gスマートフォンを納入してきた。しかし5GのハイエンドモデルとなるMate 30 Pro 5Gは採用されていない。その理由はグーグルサービス(GMS)非搭載により既存アプリの導入ができず、ファーウェイ独自のサービスとなるHMSで提供されるアプリストア「AppGallery」でダウンロードする必要があるからだ。日本で利用される主要なアプリがまだ提供されておらず、いまだキャリア側としては売りにくい状況。
海外市場を見ると、5Gスマートフォンは昨年すでに30機種以上出ており、今年に入ってからも20機種以上が発表・発売されている。これに対して日本で発売になる5Gスマートフォンは3キャリア合わせても10機種程度。今、キャリアから距離を置かれているファーウェイだが、日本市場での存在感を失わないためにもいち早く5G対応スマホを発売する必要があるのだろう。
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