【業界トピックス】IBMとソフトバンク、「IBM Watson」6種類のコグニティブ・サービス日本語版の提供開始

IBMとソフトバンク、「IBM Watson」6種類のコグニティブ・サービス日本語版の提供開始

 日本アイ・ビー・エム株式会社とソフトバンク株式会社は、日本でのIBM Watsonを活用した新しいアプリケーションの開発に利用できる6種類のコグニティブ・サービスの日本語版の提供開始を発表した。

この新しい日本語サービスにより、日本のパートナー、起業家、アプリケーション開発者は、新しい革新的な方法でIBM Watsonをそれぞれのビジネスに導入することが可能になる。

 今回、日本語に対応したサービスとして、「Natural Language Classifier(自然言語分類)」「Dialog(対話)」「Retrieve and Rank(検索およびランク付け)」「Document Conversion(文書変換)」などの言語領域、「Speech to Text(音声認識)」「Text to Speech(音声合成)」といったスピーチ領域のサービス提供を開始する。

 「Natural Language Classifier(自然言語分類)」により、開発者は意図や意味を理解し、質問が異なる方法でなされた場合でもユーザーが回答を見つけ出す製品やアプリケーションを開発することができるようになる。

 「Dialog(対話)」は、人間が質問する時の個人的なスタイルに合わせた会話を生み出すことで、アプリケーションのより自然なインタラクションを可能にする。

 「Retrieve and Rank(検索およびランク付け)」は、データの中にある「信号」を検知し、最も見つけることが難しい情報もユーザーが見つけ出すことを支援する機械学習を活用して、情報検索を向上する。

 「Document Conversion(文書変換)」は、PDFやWord、HTMLといった異なるフォーマットのコンテンツを、Retrieve and RankのようなIBM Watsonのサービスで使用できるフォーマットに変換する。

 また「Speech to Text(音声認識)」および「Text to Speech(音声合成)」によって、開発者がアプリケーションを日本語で開発することを可能にする。

 今回のサービス提供開始により、日本企業におけるコグニティブ(認知)な力がより一層高まり、コグニティブ・ビジネスの新しい市場が創造されることが期待される。
 
http://denpanews.jp/

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