【業界トピックス】JTB・会津電力・NTTドコモ、会津若松市内で「AI運行バス」共同実験、観光地を運行

JTB・会津電力・NTTドコモ、会津若松市内で「AI運行バス」共同実験、観光地を運行

 JTB、会津電力、NTTドコモの3社は、AI運行バスを活用した「モビリティ・シェア事業」の実証実験を会津若松市内で3月下旬から行うことに合意した。
 
 実証実験では、観光スポットと人口密集地が重なるという特徴のある会津若松市内で、「観光客と生活者の双方が利用できるシェアリング交通」をコンセプトに、AI運行バスという交通の仕組みを活用し、貸切タクシーを運行する。
 モニター参加者は、専用スマートフォンアプリを使って配車を依頼する。乗降地点は、会津若松駅周辺4km四方程度のエリア内で、観光スポットの鶴ヶ城や会津武家屋敷など25カ所。
 
 この取り組みにあたり、市の複数の企業・団体の協力のもと、実証実験として市を訪れた観光客および市定住者の双方に、移動手段としてAI運行バスを無償で提供し、移動利便性の向上と観光客の回遊行動の促進可能性について調査する。
 
 実証後は、実験結果について分析した結果を踏まえ、観光客の回遊行動促進により同市の観光活性化に繋げるとともに、生活者の移動利便性の向上に寄与する交通の実現をめざし、商用に向けた検討を行うとしている。
 

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