KDDI、英会話のイーオンHDを買収、教育市場に参入へ
KDDIは、英会話教室などを運営するイーオンホールディングスの買収を発表した。今後も成長が見込まれる教育市場への新規参入を目的とし、2018年1月22日を目途に全株式を取得する予定。取得額は非公表。
買収後は、KDDIの「ICT技術」とイーオンHDの「指導経験豊富な教師・オリジナル教材・留学サービス」を融合することで、AI技術を活用した学習者向けのカリキュラム最適化支援や、VR技術を活用したバーチャル英会話プログラムなどのサービス提供を検討する。
外国語教育の分野は2020年以降、小学校における英語教科化、大学入試における英語4技能試験の導入や、訪日外国人観光客の急増に伴うインバウンド需要への対応など、外国語学習ニーズの高まりによる成長が期待される。
このような成長が見込まれる市場において、KDDIとイーオンHDは、「教育」と「ICT」を組み合わせた「EdTech」を推進し、グローバル社会における高品質の語学習得という社会ニーズに応えていく方針だ。