【業界トピックス】LINEモバイルとソフトバンク、MVNO事業で提携

LINEモバイルとソフトバンク、MVNO事業で提携

 LINEモバイル株式会社とソフトバンク株式会社は、LINEモバイルが運営するMVNO事業「LINEモバイル」のさらなる成長を目的とする戦略的提携を進めることについて、基本合意したと発表した。

 この戦略的提携は、LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける資本提携とMVNO事業推進のための業務提携から成り、詳細は今後の両社協議により決定される。ソフトバンクがLINEの子会社、LINEモバイルの第三者割当増資を引き受ける形で、資本提携し、ことし3月をめどに株式の51%を取得することで基本合意した。

 MVNO全体の成長率が鈍化する中、「LINEモバイル」では、2017年10月-12月における申込件数が前年同期比約2.3倍、2017年12月にはユーザー1人あたりの平均月額サービス利用料は前年同月比約1.3倍まで成長、サービス開始からこれまでの平均月間解約率は0.92%となるなど、順調に成長を続けている。しかし格安スマホ事業者の相次ぐ参入で競争が激しくなっていることから、携帯電話事業のノウハウをもつソフトバンクと若者向けのサービスを得意とするLINEが組むことで事業の強化を目指すことになった。

 「LINEモバイル」は、2016年9月にサービスを本格提供開始。「SIMPLE」「FREE」「VALUE」という3つの価値を提唱し、「LINE」をはじめ「Twitter」「Facebook」「Instagram」といった主要SNSや音楽サービス「LINE MUSIC」のデータ通信量をカウントせず、使い放題となるサービスのほか、分かり易く、ユーザーごとの利用動向やニーズに合ったプラン展開を特長としている。その結果、サービス開始以降、ユーザー満足度は91%、顧客推奨度は82%を越えている。
 

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