LINE Pay、WeChat Payとの連携を開始しインバウンド強化へ
LINE Pay株式会社は、コミュニケーションアプリ「LINE」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」において、「WeChat Pay」との加盟店における連携を開始した。
連携開始によって、「WeChat Pay」ユーザーが訪日した際、日本国内「LINE Pay」加盟店に掲示されたQRコードを「WeChat Pay」で読み込むことで決済ができるようになった。
店舗・企業側は、「LINE Pay」を新規導入する際に、「LINE Pay Global Alliance」で提携する「NAVER Pay」「WeChat Pay」も一緒に加盟店申請、審査などの手続きを一度におこなうことができるほか、売上も「LINE Pay」と合算して管理することが可能になり、これまで、店舗側が決済サービスを導入するにはそれぞれのサービス導入手続きが必要だったが、業務提携により、国内客向けの「LINE Pay」に加え、インバウンド客向けの決済サービスも簡単に導入することが可能になった。「WeChat Pay」の加盟店手数料は、「LINE Pay」と同じく2021年7月31日まで0%で提供する。既存の加盟店についても、順次「WeChat Pay」に対応。
<提携によるユーザーメリット>
11.18億人以上が利用するSNSアプリ「微信(WeChat)」ユーザーが訪日した際、同アプリ内で提供される決済サービス「WeChat Pay」を使って「LINE Pay」加盟店のQRコードを読み込むことで、支払いが可能になる。ユーザーは、日本旅行のために新規で決済手段を用意する必要なく、普段使っている決済サービスで、「WeChat Pay」にチャージした残高から支払いが可能になり便利になる。
<提携による加盟店メリット>
国内の「LINE Pay」加盟店にとっては、6月に開始した年間約 750 万人(出典:日本政府観光局(JNTO)、2018年度)が日本に訪れる韓国の「NAVER Pay」に加え、訪日客数No.1の中国からの年間838万人の観光客も取り込み可能になり、店頭決済のアクティブ化につながる。急激に活性化する日本国内ユーザーによる決済のみならず、インバウンド客向けサービスとしても利用できる。また、申込みや精算が一本化されるため、効率的。