Microsoft、LinkedInを262億ドルで買収へ
米Microsoftは、ビジネス向け交流サイト(SNS)大手の米LinkedInを買収することで正式契約を締結したことを発表した。買収価格は1株あたり196ドル、262億ドル(約2兆7800億円)となり、取引はすべて現金で行われる。
LinkedInのブランド、文化や独立性は保持し、買収後も現LinkedInのCEOはジェフ・ワイナー氏が続投、MicrosoftのCEOであるサティア・ナデラ氏の直属になるとしている。
LinkedInの会長、共同創業者および支配株主であるレイド ホフマン とワイナーは共にこの取引を全面的に支持しており、取引は本年内に完了する予定。
LinkedInは、ビジネスに特化した世界最大のSNSである。会員数は全世界で前年比19%増の4億3300万人になるなど、今もなお成長ビジネスを構築し続けている。ワイナー氏は今回の買収について、「当社が人々の新たな機会との結びつき方を変革してきたように、マイクロソフトとの新たな関係、そして、同社のクラウドとLinkedInのネットワークとの組み合わせが、人々の働き方を変革する新たな可能性を提供します。過去13年にわたり、当社は、プロフェッショナルをより生産的にし、成功させるために結びつけていくというユニークな位置にありました。当社の新たな章に向けてチームと共に進んで行けることを楽しみにしています」とコメントしている。
一方でMicrosoftのナデラ氏は、「LinkedInチームは、世界中のプロフェッショナルを結びつけるという素晴らしいビジネスを成長させてきました。LinkedIn と共にこの成長をさらに加速し、Microsoft Office 365とDynamicsの成長も実現し、世界中のあらゆる人と組織を支援することができるでしょう」と述べている。
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