NXP、NTTドコモとソニーと共にUWBによるモバイル決済のイノベーションを加速
NXP Semiconductorsは、NTTドコモ(以下、ドコモ)とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(以下、ソニー)が実施するモバイル決済デモンストレーションに、NXPの超広帯域無線(Ultra Wide Band、以下、UWB)ソリューションが採用されることを発表した。
NXPはモバイル機器向けUWBチップセットを最近発表しており、UWBエコシステムの拡大や、NXPの高精度リアルタイム位置特定機能の活用のために、モバイル、IoT、自動車メーカーなどで構成されるエコシステム・リーダー企業から継続的にサポートを得ている。
ドコモとソニーにより計画されたスマート・リテール・デモンストレーションは、UWB技術により直観的で、接続の手間のかからない体験を紹介する。デモンストレーションでは、パーソナル化した広告やマーケティングの特定用途向けに構築可能なUWBの360度ポジショニング、数センチ単位の位置特定精度、空間的位置認知などの広範なメリットを明らかにするために、ユーザーの動きやポジショニングのトラッキングを行う。さらに、Bluetooth Low Energy(BLE)や近距離通信(NFC)などの狭帯域スペクトルの既存ワイヤレス技術のメリット向上や、こうした技術との相互運用性確保のためのUWBの補完/ユビキタス機能も紹介する。UWBベース・デモとして、決済、認証、識別向けエンド・ツー・エンド・セキュア・ハードウェア/ソフトウェアを組み込んだ店内決済やドライブスルー決済向けのセキュアで便利なハンズフリー・チェックアウトなどが行われる。
UWBベースのモバイル決済や、デジタル・サイネージによるターゲット・マーケティングのデモンストレーションを、1月23、24日にDOCOMO Open House 2020で実施する予定である。
http://www.denpanews.jp/
