【業界トピックス】UQ、5G対応の料金プラン「ギガ放題プラス」4月8日から提供

 UQコミュニケーションズは、4月8日からauの5G通信に対応する料金プラン「ギガ放題プラス」を提供開始する。また同日から提供開始する、新通信サービスと新機種モバイルルーターも発表された。

5G対応の料金プラン「ギガ放題プラス」


 割引適用前の月額料金は、契約期間条件なしの場合が5005円(税込、以下同)、2年自動更新の場合が4818円。申込当月から25カ月間は「WiMAX +5G はじめる割」により、毎月550円の割引が適用される。

 UQ WiMAXの5Gサービスでは、標準のスタンダードモードとオプションのプラスエリアモード(月額1100円)が用意される。

 スタンダードモードでは、全国のWiMAX 2+エリアに加え、auの一部の5G/4G LTEエリアでも、月間データ容量の上限なくデータ通信を利用できる。なお、直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯に通信速度がおおむね1Mbpsとなる帯域制限を行う。

 オプションのプラスエリアモードでは、より広いエリアで高速通信サービスを利用できるとしている。プラスエリアモードでは、月間のデータ容量が15GBを超えた場合、月末までの通信速度が送受信最大128kbpsに制限される。

auの5Gが使える「WiMAX +5G」

 4月8日に新たな通信サービス「WiMAX +5G」の提供を開始する。同社が提供するモバイルブロードバンドサービス「WiMAX 2+」に加えて、auの4G LTE、そして新たにauの5Gサービスに対応する。

■WiMAX +5G
 WiMAX +5Gでは、auのエリアのうち一部の周波数帯を無料で使える。現時点では、無料で使える(スタンダードモード)帯域はバンド41(2.5GHz)、バンド1(2GHz帯)、バンド3(1.7GHz帯)、5G用のN78(3.7GHz帯)となる。有料サービスのプラスエリアモードであればさらにバンド18(800MHz帯)も使える。

■WiMAX向け周波数の一部を5Gへ
 また2022年秋から、一部地域で、「WiMAX 2+」の周波数を5Gに切り替えていく。UQでは2.5GHz帯(バンド41)のうち、10MHz幅、20MHz幅×2、あわせて50MHz幅で通信サービスを提供している。現在のUQ WiMAX 2+の最大通信速度は440Mbpsで、20MHz幅×2のキャリアアグリゲーションによって実現されている。

 5Gへの転用は、10MHz幅と、キャリアアグリゲーションで使っていた一部(20MHz幅)、あわせて30MHz幅となる。このためWiMAX 2+側の通信速度は、2022年秋以降、順次、最大220Mbpsになる。

既存ユーザーは移行手数料を無料に
 UQでは、「WiMAX 2+」対応ルーターを使うユーザーについては、「WiMAX +5G」へ切り替えられるよう契約移行手数料3300円(税込)を2021年5月から無料にする。

5G対応モバイルWi-Fiルーター

 4月8日から、サムスン電子製の5G対応モバイルWi-Fiルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」を発売。価格は2万1780円(税込)。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは、5.3インチのディスプレイを搭載し、WiMAX 2+、5G、4G LTEの通信方式に対応したモバイルルーター。5G対応のモバイルルーターはUQ WiMAXとしても、Galaxyとしても初。
背面には自立スタンドを設け、屋内で置時計のようなインテリアとしても使用できるとしている。

https://denpanews.jp/

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