IIJ、eSIM搭載端末の動作検証を開始
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、組み込み型SIM「eSIM」に対応した端末の普及を進めるため、フルMVNOとして提供しているモバイルデータ通信サービスとeSIM搭載端末の動作検証を開始した。
IIJでは、自社の加入者管理機能(HLR/HSS)を使って、通信サービスの利用に必要な加入者情報(プロファイル)を遠隔でSIMカードにダウンロードできるeSIMプラットフォームの検証環境を新たに構築。検証環境は、国際的な移動体通信事業者の業界団体であるGSMAの標準規格Remote SIM Provisioning(RSP) Phase 2に準拠している。
第一弾として、マイクロソフト製のeSIM内蔵PC「Surface Pro LTE Advanced」で動作検証を行い、同社SIMカード相当のプロファイルをダウンロードしたのち、アクティベートしてデータ通信が可能となることを確認できたという。eSIMプラットフォームの正式なサービス化は、2019年春を予定している。