【業界トピックス】世界の主要キャリア「O-RANフロントホール」仕様を採用へ、5G商用ネットワークを展開

世界の主要キャリア「O-RANフロントホール」仕様を採用へ、5G商用ネットワークを展開

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなど世界の大手通信事業者とベンダー27社は、O-RAN Allianceのフロントホール仕様を採用、または採用を検討することを発表した。O-RAN Allianceは、「Open Radio Access Network Alliance」の略称であり、5Gをはじめとする次世代の無線アクセスネットワークをよりオープンでインテリジェントにすることを目的に活動している業界団体である。
 
 各ベンダーはO-RANフロントホール仕様に準拠した製品の開発に着手し、異なるベンダー間の相互接続試験を開始、もしくは計画しており、通信事業者は2019年以降にそれら製品を用いた試験を開始し、5Gの商用ネットワークに導入していく。
 
 O-RANフロントホール仕様により、リモート設置型基地局においてさまざまなベンダーの親局と無線子局を相互接続するマルチベンダー無線アクセスネットワーク(RAN)を実現でき、マルチベンダーRANでは、展開シナリオに応じて最適な基地局装置を活用し、柔軟にネットワークを構築することが可能となる。
 

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