伊藤忠G BelongとFCNTがスマホ買取で協業
株式会社Belongは2025年11月21日に、FCNT合同会社とスマートフォン買取の促進に向けた取り組みで協業を開始したと発表した。この協業は、FCNT製のスマートフォンを利用するユーザー向けのサービスを向上させること、そして端末の再利用(リユース)を促すことを主な目的としている。
Belongは伊藤忠グループの一員であり、個人向けの「にこスマ」という中古スマートフォン販売・買取サービスを運営している企業だ。一方のFCNTは、arrowsブランドのスマートフォンなどを手掛けている。両社は、FCNTが運営する会員サービス「La Member’s(ラ・メンバーズ)」の中で、Belongが展開する個人向けスマートフォン買取サービス「にこスマ買取」を「にこスマ買取 for arrows」として新たに提供する。具体的には、FCNTの各サービス公式アプリ内に「にこスマ買取 for arrows」への専用リンクを設けて、ユーザーが簡単に買取サービスへアクセスできるように案内するという。この取り組みによって、スマートフォンを簡単かつ安心して売却できる環境が構築され、ユーザーの利便性向上や顧客ロイヤルティの向上が期待できる。さらに、不要になった端末の再利用を促進することで、地球環境の保全にも貢献することを目指す。

近年、スマートフォンの本体価格が高くなる傾向にあるため、使用中の端末を下取りや買取に出すサービスの重要性が高まっている。これに伴い、中古端末(リユース端末)の市場における需要も増加している状況だ。FCNTは、自社の顧客ロイヤルティ向上と、資源を循環させる経済(循環経済)への貢献という二つの目的から、会員向けに買取サービスを提供することを検討していた。しかし、買取サービスを運営するには、古物商免許の取得をはじめ、専門的な査定技術、厳格なデータ消去方法、そして再販するための販売網の構築といった、独自のノウハウが不可欠である。そこで、中古スマホ買取の豊富な専門技術や知見を持つBelongと手を組むことで、FCNTのユーザーに対して高品質な買取サービスを提供できると判断した。今回の協業は、両社が協力して端末の再利用を積極的に進めていくためのものだという。Belongが運営する「にこスマ」は、「あたらしいより、あなたらしい。」をモットーに、高品質な中古スマホを厳選し、端末ごとの詳細なコンディション情報を掲載することで、ユーザーが納得して一台を選べるようにしている。また、「にこスマ買取」は、登録が不要で簡単に見積もりが可能であり、シンプルな査定基準と徹底したデータ消去を特徴としているため、初めてスマホ買取を利用する人でも安心して使えるサービスだ。
Belongは「大切な人に誇れる、次なる価値を届けよう。」をミッションに掲げ、個人向けに「にこスマ」と「にこスマ買取」を、法人向けには中古スマートフォンのレンタル・販売・買取サービス「Belong One」を展開するなど、個人・法人を問わず顧客に合わせた中古デバイスサービスを提供している。同社は常に「正直であること」を信条とし、厳格な検査を通じて高品質な端末を適正な価格で提供することで、すべての人に中古デバイスに関する安心を届けることを目指す。この度のBelongとFCNTの協業は、FCNTユーザーにとってスマートフォンを手放す際の選択肢が増え、さらに端末の再利用が進むことで、サステナブルな社会の実現に一歩近づく取り組みとなる。
参考URL:https://www.nicosuma.com/sell/start?pr=fcnt
https://denpanews.jp/
