UQモバイル速度調査、下り平均は25.6Mbps(ALL CONNECT)
株式会社ALL CONNECTは9月25日、同社が運営する情報サイト「オールコネクトマガジン」において、UQモバイルの通信速度に関する実測調査結果を発表した。調査は2025年8月1日にJR山手線の全30駅ホームで実施され、下り平均25.6Mbps、上り平均13.6Mbpsと、動画視聴やSNS利用を含む日常的な通信には十分な速度が確認された。
同社はこれに先立ち、クラウドワークスを通じた格安SIM利用者420名へのアンケート調査を行い、そのうちUQモバイル契約者76名を抽出して分析。料金面での満足度は高い一方、通信速度については「時間帯や場所により遅く感じる」との声も寄せられた。こうした利用者の体感を裏付けるため、実利用に近い条件として山手線ホームでの実測を企画したという。
計測はUQモバイル「くりこしプランS(V)」+通話パック契約で実施。測定時間帯は昼から夕方の混雑時間帯を含んでいる。下り速度では最も速いのは代々木駅が59.2Mbps、最も遅いのは目黒駅で10.6Mbpsだった。上り速度は新橋駅が51.4Mbpsと突出し、高輪ゲートウェイ駅は0.44Mbpsと低速だった。駅ごとの差は見られるものの、主要駅の新宿・渋谷・池袋では20Mbps前後を維持し、動画再生や地図検索などに支障はない水準だった。
全体的には下り速度の多くが20~40Mbpsに収まり、安定した利用が可能であることが示されている。上り速度はばらつきが大きく、時間帯によっては低下も見られたが、写真や短尺動画の投稿、クラウド同期といった日常的な用途には対応可能とされる。また、測定はベストエフォート方式による参考値であり、混雑や場所により変動することに注意が必要とした。
ALL CONNECTは今後、大阪環状線など他の主要路線でも同様の調査を行い、通信品質の実態を順次公開していく予定だ。そのほか詳細は下記URLから確認できる。
参考:【通信速度調査】UQモバイルで山手線全30駅実測、日常利用に十分な水準を確認
https://denpanews.jp/