【業界トピックス】メルペイ、d払いとの共通QRコードでWeChat Payと連携。

メルペイ、d払いとの共通QRコードでWeChat Payと連携。

 2025年9月16日、株式会社メルペイは、中国のスマートフォン決済サービス「WeChat Pay」との連携を開始した。この連携により、全国の「メルペイ・d払い 共通QRコード」を導入している店舗のうち、WeChat Payのアクセプタンスマークが掲示されている約350万箇所で、訪日中国人旅行者がWeChat Payアプリを使って支払うことが可能となった。

この連携の背景には、日本政府観光局が発表する訪日旅行者数の継続的な増加がある。中でも、インバウンド消費の大部分を占める中華圏からの旅行者にとって、使い慣れた決済方法の提供は極めて重要だ。彼らが日本でスムーズな購買体験を享受できる環境を整備することは、今後のインバウンド消費需要を支える上で不可欠とされている。
メルペイは、月間アクティブユーザーが14億人を超える巨大な「WeChat」アプリに搭載された「WeChat Pay」との連携により、この高まる需要に応え、訪日旅行者の消費を促進する基盤を構築する。

今回の連携によって、加盟店側は新たな決済端末を導入したり、複雑な手続きを経たりすることなく、既存の共通QRコードで「WeChat Pay」の決済手段を簡単に追加できる。これは、店舗のインバウンド対応における物理的・手続き的な負担を大きく軽減するものであり、決済サービスを提供するメルペイと、決済代行サービスを提供する株式会社ネットスターズの「StarPay」の技術提携がこの実現を可能にした。

メルペイは今回の「WeChat Pay」連携を皮切りに、今後もさまざまな決済サービス事業者との連携を含むパートナーシップの拡大を積極的に進めていく方針だ。

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