【業界トピックス】国内初、iOSとAndroid間のeSIM転送をKDDIが提供開始

国内初、iOSとAndroid間のeSIM転送をKDDIが提供開始

株式会社KDDIおよび沖縄セルラー電話株式会社は2026年2月18日に、国内で初めてiPhoneとAndroidの異なるOS間におけるeSIM転送手続きを可能にしたと発表した。これまでは同一OS間、つまりiPhoneからiPhone、あるいはAndroidからAndroidへの機種変更時にのみOS標準機能としてeSIMの転送が認められていたが、今回の施策によりその障壁が取り払われた形となる。この画期的な機能拡張は、KDDIがApple社とGoogle社の両社と密接に協力することで実現した。ユーザーが新しいスマートフォンへ機種変更を行う際、OSの制限を受けることなく、よりスムーズかつ簡易的にeSIMの情報を移行できる環境が整ったといえる。

 このサービスは、auおよびUQ mobileを利用しているユーザーを対象に提供される。2026年2月18日時点での対応機種は全38機種となっており、内訳はiOS端末が29機種、Android端末が9機種だ。iOS側では、最新のiPhone 17シリーズやiPhone 16シリーズをはじめ、iPhone 11やiPhone SE(第3世代)まで幅広くカバーされている。一方、Android側ではGoogle Pixel 10シリーズやGoogle Pixel 9シリーズといった最新ラインナップが名を連ねている。これらの機能を利用するためには、iOS 26.3以降、またはAndroid 16以降の最新ソフトウェアへのアップデートが必要不可欠である。現時点では対応機種が限定されているものの、KDDI側は今後、対象となるスマートフォンを順次拡大していく方針を示している。

 手続きの利便性を高めるため、受付時間の見直しも行われた。2026年2月17日より、eSIM転送の手続き受付時間は0時5分から23時55分までへと大幅に拡大されており、深夜帯を除いてほぼ24時間体制での対応が可能となった。さらに、KDDIはこの機能の普及を加速させるべく、端末メーカー向けのサポートサイトを2026年2月18日に開設した。このサイトでは、スマートフォンのeSIM転送機能の実装に必要な開発要件が公開されており、会員登録を行った端末メーカーであれば誰でも閲覧が可能だ。メーカーが機能を実装した際には、接続性を検証・試験できる環境も提供される仕組みとなっている。このサポートサイトを通じて登録された端末が増えることで、将来的にはさらに多くの機種で自由なOS間転送が可能になる見込みだ。

 ユーザーは自身の端末が対応しているかどうかを、auやUQ mobileの公式ホームページから随時確認することができる。もし利用中の端末が今回の新機能に対応していない場合でも、従来通りの手続き方法が案内されているため、機種変更時の混乱は最小限に抑えられるよう配慮されている。今回の取り組みは、スマートフォンの買い替えにおけるOSの壁を低くし、ユーザーの選択肢を広げる重要な転換点となるだろう。

 このように、KDDIによる今回の発表は、モバイル業界におけるデバイス移行の利便性を飛躍的に向上させる一歩となった。

参考URL:https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-925_4335.html

https://denpanews.jp/

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