静岡市のアリーナ整備事業でNTTドコモら10社の共同グループが落札
株式会社NTTドコモ、インフロニア・ホールディングス株式会社、SFG不動産投資顧問株式会社、株式会社SBSプロモーション、静岡鉄道株式会社、株式会社東急コミュニティー、株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ、木内建設株式会社、静岡ガス株式会社、および芙蓉総合リース株式会社の10社で構成されるグループ「The Shizuoka Alliance」は、2026年2月24日に静岡県静岡市が推進する「静岡市アリーナ整備・運営事業」の落札者に選定されたと発表した。この事業は、静岡市内に多目的なアリーナを整備・運営することで、まちの魅力向上や文化振興、地域経済の活性化を図ることを目的としている。落札者となった同グループは、NTTドコモを代表企業とし、各分野に強みを持つ企業が連携してプロジェクトを推進する体制を整えた。今後は2030年4月の運営開始を目指し、静岡市との間で基本協定の締結に向けた具体的な協議を進めていく方針だ。
この事業の大きな特徴は、最高峰のプロスポーツの試合や大規模なコンサートなど、多彩なイベントを開催できる次世代型のアリーナを構築する点にある。同グループは「REBOOT SHIZUOKA -感動で、静岡の未来を加速させる-」というコンセプトを掲げ、3つのミッションの実現を計画している。その第一のミッションとして、国内最高水準のアリーナ環境を整備し、来場者や選手、演者にとっての「あこがれの場」となることを目指す。外観デザインには、熱狂が渦巻き、まちに賑わいを拡げる上昇気流をイメージした意匠を採用する予定だ。施設内には十分な客席キャパシティを確保し、最適な音響や照明設備を導入することで、観客とプレイヤーの一体感や臨場感を最大化させる。さらに、大型ビジョンの活用やモバイルオーダーに対応した専用のアリーナアプリの実装、先進的な通信技術の導入により、デジタル技術を駆使した新しい観戦体験を提供する。フードホールやコートサイドラウンジといったホスピタリティエリアも充実させ、高付加価値な体験を提供できる施設づくりを進める。

第二のミッションとして掲げられているのが、静岡の魅力を世界へ発信し、地域への愛着を育む取り組みだ。このアリーナを起点として、来場者を市内の各所へ積極的に送客することで、地域全体の回遊性を高める狙いがある。具体的な計画としては、静岡の食や文化、自然と、国内外の多様な価値を調和させた質の高い飲食体験の提供が挙げられる。また、静岡の象徴である富士山の眺望を最大限に活かした施設計画を策定し、フォトスポットを配置するなど、訪れる人々が静岡らしさを感じられる工夫を施す。アリーナ周辺には、市民が日常的に利用できる3つの広場を整備し、イベントがない日でも賑わいが生まれるような空間を創出する。また、次世代を担う子どもたちがアリーナを通じて未来の夢を育めるようなプログラムも実施していく予定だ。この施設は、2030年の運営開始後、Bリーグの「ベルテックス静岡」と、SVリーグの「東レアローズ静岡」のホームアリーナとして活用されることが決まっており、地域のスポーツ振興の拠点としても大きな期待が寄せられている。
官民が連携して進めるこの大規模プロジェクトは、静岡市の都市機能に新たな活力を与え、経済と文化の両面で持続可能な発展を支える基盤となることが期待される。
参考URL:https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_260225_f2.pdf
https://denpanews.jp/
