dポイントで投信スポット購入可に。d払いアプリで機能拡充

　株式会社NTTドコモとマネックス証券株式会社は2025年12月25日、スマートフォン決済アプリ「d払い」内の資産形成サービス「かんたん資産運用」において、dポイントを利用した投資信託のスポット購入機能の提供を同年12月24日より開始したと発表した。
これまで「dカード」または「d払い残高」による投資信託の積立のみに限定されていた同サービスで、ポイントを活用したスポット購入が可能になることで、ユーザーの利便性向上と資産形成のすそ野拡大を図る狙いだ。

「かんたん資産運用」は、2025年7月に開始したサービスで、ユーザーは「d払い」アプリ上から最短3分でマネックス証券の証券総合取引口座を開設でき、投資信託の積立申込から残高照会、売却までを一元的に管理できる。今回の機能拡充により、日常の買い物などで貯まったdポイントを、自身のタイミングに合わせて投資へ充てることが可能となった。

発表によると、新機能ではdポイントを100ポイント（1ポイント1円換算）で利用でき、1カ月の利用上限は50,000ポイントに設定されている。通常のポイントだけでなく、期間・用途限定ポイントも利用可能だ。対象口座は特定口座およびNISA口座で、マネックス証券が取り扱う投資信託のうち、成長投資枠の銘柄が購入対象となる。

ドコモは金融事業の強化を加速させており、同年12月19日には住信SBIネット銀行およびマネックス証券との業務提携も発表している。2026年8月には、銀行と証券の同時口座開設機能や、銀行口座と証券口座間での自動資金移動（スイープ）機能の導入を予定するなど、モバイル金融エコシステムの構築を推進する方針だ。

ドコモ リリース
12/25：https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_251225_s1.pdf
12/19：https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2025/12/19_01.html

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