5大AIの引用分析、企業情報発信の変化が鮮明に
株式会社IDEATECHが、生成AI時代における企業の情報発信戦略に関するレポートを公開した。レポートが依拠するデータは、SEOツール企業のAhrefsが2026年4月に公表した「AIが最も信頼するドメイン TOP 10」*1だ。
Ahrefsは自社ツール「ブランドレーダー」を用い、ChatGPT・GoogleのAIモード・AI Overviews・Perplexity・Copilotの5プラットフォームにおける引用データを2025年12月〜2026年3月の期間で分析している。
5プラットフォーム合算の総合ランキング*2では、1位はYouTube(約332万引用)、2位はWikipedia日本語版(約98万引用)で、PR TIMESは9位(95,655引用)にランクインしている。
ChatGPT単独に絞ると、PR TIMESは1位のAmeblo(103,459回)に次ぐ2位(95,655回)となっている*1。3位のWikipedia英語版(71,950回)、4位の楽天市場(53,147回)、5位のnote(52,679回)と続くなか、企業の公式情報を発信するプレスリリースサービスがこの順位に入っていることは、AIが一次情報源として企業発信のコンテンツを積極的に参照していることを示している。

5 大 LLM が情報源として信頼して引用するトップ 10 ドメインを Ahrefs ブランドレーダーで分析したもの
生成AIの台頭で変わる検索行動、LLMが参照する情報設計とは
こうした変化は、ユーザー行動のデータとも一致している。マネーフォワードが2026年1月に社会人2,204名を対象に実施した調査*3では、約6割が日常的に生成AIを活用しており、44.8%が検索エンジンの利用頻度が減ったと回答した。特に20代では57%が利用減少を実感しており、若年層ほど検索からAIへのシフトが顕著だという。一方でAIの回答後に8割以上が再調査を行うとも回答しており、AIは情報収集の入り口、検索エンジンは検証・深掘りの場という役割分担が浮かび上がる。
IDEATECHはこうした状況を踏まえ、核心・根拠・補足の順で情報を構成し、発表の要点・数字・前提を一つのページで完結させることが、AIに参照されるプレスリリースの要件だと整理している。検索順位を上げるからAIの回答文に採用されるへ企業広報に求められる設計の軸が変わりつつある。
*1 株式会社IDEATECH「PR TIMESはなぜAIに拾われるのか」
*2 Ahrefs「AIが最も信頼するドメイン TOP 10【2026年4月最新版】
*3 マネーフォワード「生成AIと検索エンジンの利用実態調査(2026年1月時点)」
https://denpanews.jp/
