【業界トピック】通信事業者間の災害時連携が結実、「つなぐ×かえる」プロジェクトが団体受賞を達成

通信事業者間の災害時連携が結実、「つなぐ×かえる」プロジェクトが団体受賞を達成

 KDDI株式会社は2026年6月8日、同社が参画する災害時連携プロジェクト「つなぐ×かえる」プロジェクトが、総務省および情報通信月間推進協議会が共催する「令和8年度『電波の日・情報通信月間』記念式典(2026年6月1日開催)」において、栄えある「情報通信月間推進協議会会長表彰」を団体受賞したと発表した。この記念式典は、1950年の電波法・放送法施行を記念した「電波の日」と、1985年の情報通信制度改革を契機に設けられた「情報通信月間」に合わせて毎年開催されており、情報通信の普及や発展に多大な貢献をした個人・団体を顕彰するものだ。

今回の受賞対象となった「つなぐ×かえる」プロジェクトには、KDDI株式会社のほか、NTT株式会社、NTT東日本株式会社、NTT西日本株式会社、株式会社NTTドコモ、NTTドコモビジネス株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社の計8社が参画している。功績の概要として、大規模災害発生時における被災地の通信ネットワーク維持および早期復旧に向け、通信事業者の垣根を越えた協力体制を強固に構築した点が挙げられた。具体的には、被災地の避難所等における速やかな支援エリアの分担体制を敷いたほか、給油拠点などの重要アセットや船舶の共同利用を積極的に推進。これにより、効率的かつ強靭な防災減災体制を確立させ、被災地の通信インフラを迅速に下支えする体制強化に多大な貢献を果たした。

 同プロジェクトは、2025年7月の協力体制強化の発表、および同年10月の避難所支援における事業者間のエリア分担などの具体的な協力方針策定を経て、実効性の高い災害対策を段階的に磨き上げてきた。今回の団体受賞は、競合関係にある主要な通信事業者が「国民の命を繋ぐインフラの確保」という共通の社会使命のもとに結集し、具体的な共同運用フローを社会実装したことが客観的に高く評価された結果と言える。各社は今後も本プロジェクトを通じた連携を継続し、予期せぬ災害時にも迅速に機能する強固なデジタル社会基盤の提供と、持続可能な安心・安全の確保に向けた取り組みをより一層加速させる方針だ。このように、国内の主要な通信キャリアがワンチームとなって災害時の通信確保に挑む「つなぐ×かえる」プロジェクトの表彰は、未来の日本の防災インフラの在り方を提示する重要なマイルストーンとなるだろう。

参考URL:https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-1050_4561.html

https://denpanews.jp/

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