【業界トピックス】 地域貢献事業「泉佐野モバイル」10月より開始 ―大阪府泉佐野市

地域貢献事業「泉佐野モバイル」10月より開始 ―大阪府泉佐野市

 大阪府泉佐野市は、「株式会社泉佐野モバイル」の設立を発表した。株式会社泉佐野モバイルは、株式会社 光通信とプロパンガス会社を中心とする地元企業等が出資し設立したもの。同社と泉佐野市は、一般財団法人 泉佐野市文化振興財団とともに、PPP(public private partnership)=官民連携協定を締結し、10月より事業を開始した。

 同社が提供する「泉佐野光」はNTT東日本(東日本電信電話)、NTT西日本(西日本電信電話)が提供する光サービスの卸モデル「光コラボレーション」を採用したサービス。光回線とインターネット接続サービス(ISP)を一つの契約として提供することで、割安な料金体系で顧客にインターネットサービス、モバイルサービスを提供する。

 株式会社泉佐野モバイルと泉佐野市は、PPP協定の締結により、相互の協力体制をとり、より地域住民がインターネットを快適に利用できる環境の構築を目指すという。 泉佐野モバイルを契約したユーザーの利用料金の一部を市に寄付することで、 地域の活性化にもつなげる。

 地域の企業向けにも、Windows Phoneからタブレットまで各種デバイスを採用した法人顧客向けパッケージングソリューション(SIM、 クラウドサービス)を提供することで、固定回線も含めて、地域の利用企業のコストダウンを図ることを目指す。

【官民連携の具体的な内容】

■官 ・・・ 行政サイドは、市役所庁舎及び文化会館の一部スペースを提供することにより、その周辺における Wi-Fi 環境の整備やモバイル契約者への観光案内、防災情報、文化会館での催しの案内等の各種情報発信を民に託す。

■民 ・・・ 事業者サイドは、市が提供したスペースを活用し顧客獲得を目指す。

【泉佐野モバイルの特長】

・最安2,480円~、 セット割引プランで1,980円~スマホが利用可能。
・指定ガス会社とのセット割引を提供。 格安スマホがさらに割安に利用できる。
・泉佐野市が提供する観光アプリ「まち処」、まちかどレポートアプリ「おせチョ~」をプリインストール。契約後すぐに利用可能。
・泉佐野市役所に販売カウンターOPEN。 身近に利用できる。

 将来的に市では、モバイル契約者が増加することで、スマートフォンでの安否確認や健康ポイントサービスの提供等、行政サービスの向上につなげることを期待しているとのこと。

http://denpanews.jp/

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