motorola razr fold含む新4機種を発表、米国で5月21日発売
モトローラは4月29日、折りたたみスマートフォンの新製品として「motorola razr fold」とフリップ型3機種を発表した。従来のフリップ型に加え、razrシリーズ初のブック型を投入することでラインアップを拡張する。AI機能を中核に据え、使い方の自動化や情報整理を強化した点が特徴で、いずれも米国で2026年5月21日に販売を予定している。
razrシリーズ初のブック型投入
razr foldは、閉じた状態で6.6インチのディスプレイを備え、開くと8.1インチの2K LTPOディスプレイが現れるブック型だ。従来のrazrシリーズが採用してきたフリップ型とは異なり、大画面を生かした生産性やコンテンツ消費を重視した設計となる。
ハードウェア仕様はハイエンド帯に位置付けられるが、主眼はソフトウェア体験にある。画面分割やアプリ連携など、大画面を前提としたマルチタスク機能を強化し、別売りスタイラスペン「moto pen ultra」との組み合わせで利用シーンを拡張する。
バッテリー容量は6,000mAh、80WのTurboPower充電に対応する。米国でのメーカー希望小売価格は1,899.99ドル(約30.5万円)で、2026年5月21日に発売開始となる。通信事業者ではT-Mobile、Verizon、Xfinity Mobileでの取り扱いが予定されている。

razr fold
従来のフリップ型は3モデル展開する。「motorola razr ultra」が1,499.99ドル、「motorola razr+」が1,099.99ドル、「motorola razr」が799.99ドルとなっている(米国価格)。性能差に応じた段階的な価格設定で、幅広いユーザー層への展開を狙う。
AIがユーザーに適応、moto aiと外部AI連携で操作体験を拡張
今回のrazrシリーズでは、独自の「moto ai」を含む複数のAIプラットフォームへの対応を特徴の一つとして打ち出している。moto aiは月間100万人超のユーザーベースをもとに開発されており、未読通知の要点をまとめて表示する「Catch me up」、現在地・状況に応じた次のアクションを提案する「Next Move」、アプリ・連絡先・カレンダー・メッセージを横断するグローバル検索などの機能を備える。
外部AIとの連携では、Geminiによるテキスト生成や音声操作(Gemini Live)、CopilotによるドキュメントのAI補助、Perplexityによるリアルタイム検索と要約回答に対応する。モトローラは「AIはユーザーに適応すべき」という方針を掲げており、用途に応じて複数のAIサービスを選択して使い分けられる設計を採用した。
また今回、モトローラはGoogleとの連携により2つの新機能を先行して披露する初のブランドとなった。
一つはGoogle Photosの新機能「wardrobe」で、撮影済み写真から服を識別し、アプリ内でコーディネートを試着できる機能だ。今後数か月以内に、一部の地域で順次展開される予定だ。
もう一つはGoogle Photosのメモリー機能をホーム画面の「Daily Drops」フィードに統合する機能で、過去の写真とニュース・天気などのコンテンツをあわせて表示する。こちらは既にヨーロッパ、北米、中南米、アジアの一部の国でMotorola端末の一部に展開されており、新シリーズにも搭載される予定だ。

google wardrobe
折りたたみスマートフォン市場は競争が激化する中、モトローラはフリップ型中心の展開からブック型へと領域を拡張した。ハードウェアの多様化とAI体験の高度化を組み合わせることで、利用シーンの拡張を図る。一方で価格帯の高さは依然として課題であり、今後はAI機能の実用性と価格のバランスが普及の鍵を握るとみられる。
参照:
・2026/04/29「Motorola and Google announce two new Google Photos features with the launch of the new razr」
・2026/04/29「Power, Style, and Flexibility: Motorola introduces three new flip devices to the razr family」
・razr fold製品ページ
https://denpanews.jp/
