【業界トピックス】Ooklaの上半期調査、ソフトバンクがモバイル総合1位に

Ooklaの上半期調査、ソフトバンクがモバイル総合1位に

 Speedtestアプリを提供する米国のOoklaは、日本の通信品質調査「Speedtest Connectivity Report」を公表した。2026年1月から6月の計測データによると、ソフトバンクがモバイル通信の総合評価と5G評価で1位となり、都市別では大阪がモバイル通信速度で最速となった。

ソフトバンクが速度・動画体験で首位、楽天モバイルはゲーム体験で最速

 モバイル通信全体の品質を示す「Speedtest Connectivity Score」では、ソフトバンクが70.94ポイントで1位となった。このスコアは速度に加えてWebブラウジングや動画視聴の体験を組み合わせて算出される指標で、2位が楽天モバイル(69.83)、3位がau(68.44)、4位がNTTドコモ(66.56)と続いた。5G版の指標でもソフトバンクが67.52ポイントで最上位となった。

 速度面では、全通信方式での平均ダウンロード速度では、1位がソフトバンクで73.78Mbps、2位はau(67.85Mbps)だった。5Gの平均ダウンロード速度では、1位がソフトバンクで153.55Mbps、2位は楽天モバイル(124.59Mbps)となっている。
この速度面での優位は、動画視聴体験にも表れた。動画ストリーミングの品質を示す「Video Streaming Score」でも、ソフトバンクは78.97ポイントで1位を獲得している。

 一方、ゲーム体験を測る「Game Score」では、楽天モバイルが84.00ポイントで1位となり、5G版ではauが86.79ポイントで1位になるなど、事業者ごとに強みの分かれる結果となった。

5Gの接続性はドコモが1位、別指標で目立たないauは満足度で1位

 通信の安定性を示す「Consistency Score」(下り5Mbps・上り1Mbps以上の速度を維持できた割合)では、楽天モバイルが89.9%で1位、2位がSoftBank(88.7%)。
5Gへの接続しやすさを示す「5G Availability」(利用者が5G通信に接続していた時間の割合)では、NTTドコモが1位で51.4%、2位がau(48.8%)、3位がSoftBank(41.4%)と続いた。速度や安定性で先行する事業者と、5Gのカバレッジで先行する事業者が異なる結果となっており、通信品質の評価軸が単一でないことを示している。

 一方、利用者による満足度評価(5段階)では、auが3.29で1位となった。auは速度や動画・ゲーム体験など他の指標では上位ではないが、満足度では2位のソフトバンク(2.94)、3位の楽天モバイル(2.86)、4位のNTTドコモ(2.10)を上回った。速度や安定性といった実測値上の優位が、必ずしも利用者の体感満足度と一致しないことを示す結果といえる。

都市別では大阪がトップ、地域別でも上位に

 主要都市のモバイル速度では大阪が最速となり、千代田区、名古屋が続いた。地域別で見ても大阪が最速となり、東京、京都が続く結果となっている。

順位都市一貫性最速プロバイダー
1位大阪市90.9%ソフトバンク
2位千代田区87.9%ソフトバンク
3位名古屋市90.6%ソフトバンク
4位港区87.9%ソフトバンク
5位新宿区87.9%ソフトバンク

順位地域一貫性最速プロバイダー
1位大阪90%ソフトバンク
2位東京89.2%該当なし
3位京都88.5%ソフトバンク
4位石川89.5%該当なし
5位福岡90%該当なし

 速度が上位の都市・地域では最速プロバイダーとしてソフトバンクの名が挙がるケースが多く、同社の優位性は都市部でも一定程度裏付けられた形だ。

参照:Ookla「Japan Connectivity Report H1 2026」

https://denpanews.jp/

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