整備済みiPhone、新型発表で追い風。メルカリ「m department」利用実態を公表
メルカリは9月10日、プロによる品質保証付きのリユースEC「m department」について、サービス開始から約2カ月間の取扱い実績を公表した。新型iPhone発表を機に中古スマートフォン市場が活性化する傾向があるとし、整備済みスマートフォンの人気モデルなどのデータを初めて明らかにした。物価高やスマートフォンの新品価格上昇を背景に、品質保証付きの中古端末という選択肢への関心が広がっている実態が浮かび上がった。
新型iPhone発表後、中古出品数は前年の約5倍に
メルカリによると、2025年は新型iPhone発表直後の10月に、前年モデルの出品数が9月比で約5倍に急増した。これに連動してiPhoneに限らず中古スマートフォン全体の取引量も伸び、12月には月平均の約1.6倍に拡大したという。新型モデルの発売に合わせて手持ち端末を売却し買い替え資金に充てる動きが、中古スマートフォン市場の取引を押し上げる傾向がある。
こうした流れの中で登場したのが、2026年7月14日にサービスを開始した「m department」だ。専門業者による整備・真贋鑑定と保証体制を備え、リユース品の品質に不安を感じる層にも訴求する新品・中古に続く第3の市場」と位置付けている。
8月18日時点で、m department整備済みスマートフォンは約150モデル・約3万台を取り扱う。最も多く購入されたモデルは「iPhone SE(第3世代)」(平均販売価格2万9306円)で、2位はiPhone 13(4万4531円)、3位はiPhone 12(3万2432円)だった。上位10モデルのうち9モデルが5万円未満で、最新機種よりも発売から数年が経ち値ごろ感の出た機種に人気が集まる結果となったという。

メルカリ「m department」整備済みスマホ人気ランキング
一方で、新品iPhoneの価格は上昇が続いている。Apple Storeでは2026年7月18日と9月9日(現地時間)の2度にわたり価格改定が実施され、iPhone 17(256GB)は12万9800円から、14万2800円→15万9800円と値上がりした。同社は9月9日、新モデル「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」に加え、初の折りたたみ(Fold)型「iPhone Duo」も発表。価格は36万4800円からで、10月16日に予約受付を開始し23日に発売される。
新品価格の上昇と新モデル発表が重なる中、メルカリはiPhone 17の平均販売価格(12万5825円)を例に、手持ち端末の売却金を活用した実質負担額の試算も公開。メルカリで端末を売却し、売上金をm departmentでの購入に充てることで、新品価格に対して数万円の負担軽減が見込めるとした。
メルカリは新型iPhoneの発表に合わせ、m departmentで認定整備製品スマートフォンの特設ページを新設。9月30日までは購入代金の30%(上限1万円)を割り引くクーポンも配布しており、買い替えシーズンに合わせた需要の取り込みを図る。
参照:メルカリ 2026年9月10日リリース
https://denpanews.jp/
