【業界トピックス】au Starlink Direct、フィリピン・ニュージーランドにローミング拡大

au Starlink Direct、フィリピン・ニュージーランドにローミング拡大

 KDDIと沖縄セルラー電話は8月27日、au Starlink Directの海外ローミングについて、8月31日からフィリピンとニュージーランドで新たに提供すると発表した。これにより対応国は既存のアメリカ・カナダと合わせて4カ国となる。
同サービスをめぐっては、8月25日にも国内初となるスマートフォン・IoTデバイス向けの「au Starlink Direct接続オプション」の提供が開始されたばかり。今週に入り、海外ローミングの4カ国への対応拡大と、閉域接続によるセキュアな法人利用の開始という、個人・法人双方における重要展開が立て続けに発表された形だ。

 フィリピン(Globe Telecom連携)とニュージーランド(Spark New Zealand連携)でのローミングサービスは、2026年8月20日に発売されたばかりのGoogle Pixel 11シリーズなどが対象となる。フィリピンで6機種、ニュージーランドで5機種(AQUOS sense9はニュージーランドでは非対応)が対応し、今後対応機種は順次拡大する予定だ。

 すでに日本国内でau Starlink Directを利用しているユーザーは、対象国においても当面の間、申し込み不要で対応アプリでのデータ通信が可能となる。ただし利用にあたっては、対象機種のソフトウエアを事前に最新版へアップデートし、ローミング設定を有効にしておく必要がある。設定を済ませたうえで対象国の圏外エリアに移動すると、自動的に連携事業者が提供するStarlink衛星に接続し、海外ローミングによる通信が開始される仕組みだ。

 フィリピンではパラワン島エルニド周辺などの離島リゾートでのアイランドホッピングやダイビング時、ニュージーランドでは人里離れた自然エリアでのトレッキングやハイキング時にも通信手段を確保できるとしている。2025年4月10日の国内サービス開始、同年8月28日のデータ通信対応、そして2026年3月のアメリカ・6月のカナダ展開に続く、着実なエリア補完となる。

 一方、8月25日に提供が始まった法人向けの「au Starlink Direct接続オプション」は、閉域リモートアクセスサービスCPA(Closed Packet Access)のオプションとして提供され、端末から企業システムまでをインターネットを一切経由させずにエンドツーエンドで接続する仕組みだ。スマートフォンやIoT機器と衛星の直接通信による閉域接続は国内初としている*1。山間部のインフラ保守や災害時など、極めて秘匿性の高い通信を必要とする現場での活用が見込まれており、11月30日までは月額料金が無料になる提供開始キャンペーンも実施されている。

参照:KDDI 2026/08/27リリース
*1 KDDI 2026/08/25リリース

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